Background

背景

オリジナルワインの製造・販売をはじめ、ECサイトの構築やロジスティクスまでを一貫して手がけるhumain社。同社が実験的な取り組みとして立ち上げたオリジナルワイン「Salut!」のラベルデザインを担当しました。
本プロジェクトは、明確なターゲットや販売戦略を前提とした商品開発ではなく、試験醸造を通じてブランドの可能性を探るためのファーストプロダクト。そのため、「誰に売るか」を定義することよりも、まずは一本のワインとしての個性や魅力を形にすることを大切にプロジェクトを進めました。

Concept

コンセプト

まず、試飲を通して強く感じたのは、その軽やかな飲み口でした。熟成をほとんど経ていない短熟ワインならではのフレッシュさは、食事とじっくり向き合う一本というよりも、友人との集まりや最初の乾杯など、気軽なシーンで楽しめる存在。その印象をそのまま商品コンセプトへと落とし込みました。
ネーミングには、英語の「Hi!」に近いニュアンスを持つフランス語「Salut!」を採用。ワインを飲み慣れた人のためではなく、普段あまりワインを手に取らない人にとっても、気軽に「こんにちは」と声をかけるような距離感のプロダクトを目指しています。

ワインSalut!_ラベルデザイン

Design

デザイン

ラベルデザインでは、ワインに多く見られるクラシックで重厚な表現とは対照的に、親しみやすく軽やかな世界観を提案。カジュアルなイラストレーションや丸みのあるフォルム、軽快なタイポグラフィを組み合わせることで、ワインに対する心理的なハードルを下げ、普段あまりワインを飲まない人でも自然と手に取りたくなるデザインを目指しています。
また、明るく軽快なカラーリングを採用することで、気負わず楽しめるプロダクトとしての印象を強化。「Salut!」という名前が持つ「気軽な挨拶」のように、ワインとの新しい出会いや、人と人とのつながりを生み出すきっかけとなる“入口”のような存在になることを目指しました。

Credit

Client:humain.inc
Art Direction:Junki Takizawa(COYOTE)
Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

カフェブランド「LATTE GRAPHIC」が運営するオンラインストアを、一つのブランドとして再構築するプロジェクト。
これまでECサイトとして運営されていたオンラインストアを、単なる販売チャネルではなく、ブランドの価値観やライフスタイルを伝えるメディアへとアップデートすることを目的に、ネーミング、ロゴ、Webにおけるビジュアルコミュニケーションを制作しました。ECサイトを訪れること自体がブランド体験となるよう、新たなブランドアイデンティティを構築しています。

Concept

コンセプト

ブランド名「Re:URBAN」は、「都市をもう一度見つめ直す」という意味を込めて301社が提案。LATTE GRAPHICが大切にしている「都市の中で豊かな時間を過ごす」という価値観を、店舗だけでなくオンラインでも体験できるブランドを目指しています。
慌ただしく過ぎていく都市生活の中で、ふと立ち止まり、自分らしい時間を取り戻すこと。その穏やかな時間の価値を、ブランド全体を通して表現することを計画しました。

reurban_ロゴデザイン
reurban_WEB

Design

デザイン

ロゴは、過度な装飾を施すことなく、タイポグラフィを基軸としたミニマルなデザインで構成しました。
都市で暮らす人々が、一息つき、心を整え、ゆったりと過ごす時間を表現するため、モダンさと落ち着いた余白感を纏ったロゴタイプを設計。静かな存在感を持つブランドアイデンティティを目指しています。
Webサイトにおけるビジュアルコミュニケーションでは、ECの機能性だけではなく、ブランドの世界観が自然に伝わる体験を重視。都市とカフェが心地よく共存する風景をテーマに写真を撮影・選定し、オンライン上でもLATTE GRAPHICらしいライフスタイルを感じられるデザインへと展開しました。

reurban_WEB

Credit

Client:LATTE GRAPHIC
Project & Art Direction:Shogo Otani(301 INC.
Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Photographer:Eichi Tano

Background

背景

ホテルやレストラン、商業施設などの企画・設計・運営を国内外で手がけるUDS株式会社が運営する「ホテル エディット 横濱」。その1階にある飲食スペースのリブランディングプロジェクトです。
場所柄から、ランチタイムは多くの人に利用されていましたが、それに比べてモーニングタイムは利用率が低い状態にありました。
ホテル利用者だけでなく、地域の人々にも選ばれる飲食店へと生まれ変わるため、既存の飲食スペースを新たなブランドとして再構築することになりました。

 

ブランド名も新たに「NOUMU」と命名。ロゴやWebサイト、ショップツールまで一貫したブランド体験を設計しました。

noumu_イメージビジュアル

Concept

コンセプト

ブランド名の由来は、「濃霧(のうむ)」。

 

朝、霧の中でぼんやりと目を覚まし、一杯のスープを口にすることで少しずつ身体も意識も目覚めていく——そんな朝(朝靄)の感覚をブランドコンセプトとして設計しました。
料理の主役となるスープを軸に、食事をすること自体を「目覚めの体験」として捉え、ブランド全体へと展開しています。

noumu_コンセプト
noumu_メニューパンフレット

Design

デザイン

ブランドロゴは、スープ皿を真上から見たシルエットをモチーフにデザインしました。ブランド名の「O」は器を象徴する円形として設計し、スープというブランドの象徴的な存在をシンプルな形で表現しています。

ロゴだけではなく、パンフレットなどのツールにも「霧が晴れていく体験」というコンセプトを反映。メニューでは、スモーキーなグレーから始まり、ページをめくるごとに明るい写真が現れる構成とすることで、朝の目覚めを一冊の中で体験できるデザインとしました。
また、Webサイトではスクロールに合わせて写真のぼかしが徐々に晴れていく演出を採用し、ブランドコンセプトをデジタル上でも体感できる設計としています。

 

ロゴやグラフィックを制作するだけではなく、訪れる前から食事を終えるまで、「目覚め」という一つの体験を一貫してデザインしたプロジェクトです。

noumu_Tシャツ
noumu_店舗スペース
noumu_店舗スペース

Credit

Client:UDS株式会社(ホテル エディット 横濱
Produce & Direction:Junpei Mizobata(VOID INC.
Art Direction & Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Copy Writing:Yuka Akashi
Photographer:Eichi Tano
Food Direction:Asaka Nishimura

Background

背景

当時の日本ではCBD市場が立ち上がり始めたばかりで、「Chill」というライフスタイルやセルフケアへの関心が少しずつ広がり始めていました。
クライアントは会社員としてのキャリアを経て独立し、CBDをより身近な存在として広めていきたいという想いからブランド「GIRA BOND.」をスタート。新しい市場の中で、CBDというプロダクトだけではなく、その先にある体験価値をどう伝えるかがプロジェクトの出発点となりました。

GIRABONDイメージビジュアル02

Concept

コンセプト

ブランドの核として据えたのは、「穏やかな時間を通して、心身を整える」という価値観。

 

忙しない日常の中で、少しだけ肩の力を抜くこと。
自分自身と向き合う余白を持つこと。
心地よいリズムを取り戻すこと。

 

GIRA BOND.では、そうした“時間”そのものをブランドが提供する価値として捉えました。

グラフィックにおいても、波のように揺らぐ曲線を用いながら、張り詰めた状態からゆるやかに解放されていく感覚や、心地よく整った、凪のような状態を抽象的に表現しています。

GIRABONDロゴモノクロ

Design

デザイン

ブランド全体を通して、静けさや心地よさを感じられるビジュアルトーンを提案。顧客接点となるパッケージデザインでは過度な装飾を避け、余白を活かしたシンプルな構成を採用。抽象的な曲線グラフィックをブランドの象徴として展開することで、GIRA BOND.が提案する穏やかな時間の価値を視覚的に表現しています。

制作したデザインは、CBDグミやCBDオイルをはじめとする複数のプロダクトへ展開。タイポグラフィとコマ割りのイラストレーションを軸としたビジュアルルールを構築することで、ラインアップが増えても一貫したブランド体験を維持できる設計としました。

プロダクトを販売するだけではなく、日々の暮らしの中にChillな時間を届けること。その体験価値を可視化し、ブランドとして実装することを目指したプロジェクトです。

GIRABONDグミパッケージ

Credit

Client:GIRA BOND.
Director&Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

子どもの視点を取り入れたものづくりや社会づくりを推進する「キッズデザインアワード」のビジュアルコミュニケーションデザインを担当しました。
既存のロゴは存在していたものの、ブランド全体を象徴するキービジュアルや、継続的に認知を広げていくためのデザインアセットは十分に整備されていませんでした。
そこで本プロジェクトでは、アワードの思想をより多くの人へ届けるため、キービジュアルを起点としたビジュアルコミュニケーションを設計。2021年に制作した世界観を軸に、2022年も継続して展開しました。

キッズデザインアワード_WEB

Concept

コンセプト

キッズデザインアワードが掲げるテーマは、「子どもの視点から社会を見ること」。
子どもたちは、大人が見過ごしてしまう景色や価値に気づくことがあります。その視点こそが、新しい社会や暮らしを生み出すきっかけになる。団体の活動の根っこにある思想をさらに発展させ、ブランド全体へ展開できるビジュアルシステムとして設計しました。

Design

デザイン

本プロジェクトでは、子ども向けのアワードでありながら、子どもの写真に頼った表現は採用しませんでした。目指したのは、「子どもらしさ」を見せることではなく、「子どもの視点」を伝えること。
2021年のキービジュアルでは、大人が歩く道と、そのすぐそばにある子どもだけが気づく新しい視点を一枚のビジュアルで表現しました。コピーとグラフィックだけでブランドメッセージを伝えることで、新たなかたちのコミュニケーションを目指しています。

キッズデザインアワード_パンフレット
キッズデザインアワード_WEB

Credit

Client: KIDS DESIGN AWARD
Project & Art Direction :Shogo Otani(301 INC.)
Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

横浜ランドマークタワー展望フロア「SKY GARDEN」のリニューアルプロジェクト。展望フロアとしての機能に加え、カフェをはじめとする新たな滞在体験を提供する施設へとアップデートされるタイミングで、プロモーションビジュアルの制作を担当しました。
従来の「景色を見る場所」というイメージから一歩踏み込み、景色とともに思い思いの時間を過ごせる場所として、新たな施設価値を伝えることが本プロジェクトの目的となりました。

Concept

コンセプト

コンセプトは、「どんな空の日も、過ごしたくなる場所。」

 

展望台というと、晴れた日に訪れる場所という印象が強くあります。しかし、空の表情は晴れだけではありません。

 

雨の日も、曇りの日も、夕暮れも。

 

その日、その時間にしか出合えない景色があり、その景色とともに過ごす時間にも価値があります。
SKY GARDENを、天候に左右される観光スポットではなく、空の変化を楽しみながら思い思いの時間を過ごせる場所として再定義することを目指しました。

Design

デザイン

プロモーションビジュアルでは、景色そのものを主役にするのではなく、その景色の中で過ごす人々の時間に焦点を当てました。
晴れの日だけではなく、雨や曇りといったさまざまな空模様を取り入れることで、「どんな日でも訪れたくなる場所」というブランドメッセージを視覚的に表現しています。
また、展望フロアに新設されたカフェで過ごす時間や、窓辺で思い思いに景色を眺めるひとときなど、施設での滞在そのものが魅力として伝わるビジュアルコミュニケーションを設計しました。

 

「景色を見る場所」ではなく、「景色とともに時間を過ごす場所」。

 

その新しい価値を、一連のプロモーションビジュアルを通して表現しました。

Credit

Client:SKY GARDEN
Direction:Shogo Otani(301 INC.
Art Direction:Yu Miyazaki(MY HEAD LLC.
Graphic Design:Yurika Omoto(COYOTE)

SKY GARDEN_ポスターデザイン