Background

背景

株式会社meetmeのコーポレートブランディングプロジェクト。COYOTEでは、インナーブランディング(MVVの言語化等)やCI設計をはじめ、各種販促物へ展開するためのブランドアセット開発を担当しました。
meetmeが向き合うのは、生命や教育、食、地域社会といった複数の領域が交差する事業です。その活動を表面的な印象だけで捉えるのではなく、まずは業界を取り巻く事業構造や社会的背景を整理し、企業が担う役割と存在意義を明らかにすることからプロジェクトを始めました。
事業の根底にあるのは、「生」だけを語るのではなく、その先にある「死」にも蓋をせず、正面から向き合う姿勢です。
真面目に、真摯に活動しているからこそ、扱いにくいテーマを曖昧にせず、きちんと言葉にしていく。その姿勢を企業の指針として整理し、ブランドとして可視化することが本プロジェクトのテーマとなりました。

meetme_ドキュメント
meetme_MVV

Concept

コンセプト

生と死のあいだにあるものを、言葉にする。

 

meetmeの事業を整理するなかで浮かび上がったのは、生命と教育、自然と社会、生産と消費といった、異なる領域をつなぐ役割でした。
そこで、「死」「生」「血肉」といった言葉を起点に、企業が社会のなかで果たす意味や、事業を通して伝えていくべき価値を整理。目の前の活動だけでなく、その背景にある循環や関係性まで見つめるためのブランド指針を設計しました。
センシティブなテーマだからこそ、言葉を強く打ち出すだけではなく、誠実に扱うこと。過度に感情的な表現へ寄せるのでも、無機質に遠ざけるのでもなく、自分たちの姿勢として丁寧に語れる状態を目指しました。
MVVは、日々の判断や活動を支える実践的な軸であると同時に、meetmeが何に向き合い、どこへ進もうとしているのかを、社内外へ伝えるための基盤として設計しています。

meetme_ロゴ説明
meetme_ロゴ構造
meetme_ロゴ

Design

デザイン

コーポレートアイデンティティでは、企業名の頭文字である「M」を基点に、meetmeの姿勢と活動のあり方を象徴するシンボルを設計しました。骨格としたのは、歩みや気づきを足がかりに、葛藤や悩み、気づきやひらめき、解決を表す「・・・!」という構造です。
連続する点は、日々の活動のなかで積み重ねられる経験や葛藤、自分自身と向き合うさまを表し、最後の感嘆符は、それらを次の行動へと変えていく意思を示しています。その骨格を「M」の形へと組み込み、企業の名前と哲学が一体となるシンボルへと落とし込みました。
事業が生命や死といったセンシティブな領域に関わることから、造形は感情的、装飾的な表現に寄せず、構造的かつ図形的な手続きを踏んでいます。一定の秩序を持たせることで、企業としての冷静さと誠実さを担保しながら、その内側にある強い意志を表現しました。

meetme_カラーパレット

ブランドカラーには、自然や社会とのつながりを想起させる、ナチュラルなオレンジ、赤、緑を採用しています。血や生命を思わせる赤、土や温度を感じさせるオレンジ、自然を象徴する緑。それぞれの色を穏やかなトーンに整えることで、事業内容を直接的に示しすぎることなく、meetmeの社会性や哲学を内包するカラーパレットとしました。
また、ロゴの骨格となった「・・・!」は、パターンや拡張アセットとしても展開。「・・・!」の配置や反復によって、名刺や資料、販促物など、さまざまなタッチポイントへ柔軟に応用できる仕組みを構築しています。

単一のロゴにブランドの役割を集約するのではなく、言葉、色、図形が相互に作用しながら、接点ごとにmeetmeらしさを生み出していく。今後の活動や事業の広がりにも対応できる、拡張性を持ったブランドの基本アセットを開発しました。

meetme_エクスパンション
meetme_パターン
meetme_ガイドライン

Credit

Client:meetme Co., Ltd.
Direction & Art Direction:Junki Takizawa(COYOTE)
Design:Junki Takizawa、Myu Aoki(COYOTE)

Background

背景

TATEYAMA GINが展開する「STRAY CAT GIN」のパッケージデザインを担当しました。
同じ猫でありながら、暮らす場所によって異なる名前で呼ばれたり、その土地の人々に愛されたりする、私たちの身近な隣人?隣猫?の野良猫たち。その自由なあり方をプロダクトの姿と重ね、「STRAY CAT GIN」と名付けられました。
ひとつの決まった装いに固定するのではなく、訪れた場所や出会った人によって名前と表情を変えていくこと。ジンそのものだけでなく、ラベルを替えながら各地へ広がっていく状況までを含めた、柔軟なプロダクトとしてのパッケージが求められました。にゃおー。

TATEYAMA GIN_STRAY CAT_package

Concept

コンセプト

その場所の名前で愛される、旅するジン?! 野良ネコは、決まった飼い主や居場所を持たなくても、訪れた先で名前をつけられ、いつしかその場所の風景の一部(もはや主人公)になっていきます。
STRAY CAT GINもまた、ひとつのブランドイメージを強く固定するのではなく、それぞれの場所で親しまれていく存在になるよう設計しました。
プロダクトとしての一貫性と、土地ごとの固有性を両立させることが、このシリーズの特徴です。ラベルそのものをステッカーとして剥がせる仕様にすることで、飲み終えた後もボトルから切り離し、持ち帰れる仕組みを取り入れました。にゃーお。
その場所で出会った一匹を、連れて帰って可愛がるように。飲む時間だけで完結せず、体験や記憶の一部を手元に残せるパッケージを目指しています。

TATEYAMA GIN_STRAY CAT_package

Design

デザイン

パッケージの中心となるのは、野良ネコをモチーフとしたステッカーラベルです。ラベルはボトルに貼られた表示物としてだけでなく、飲み終えた後に剥がして持ち帰ることのできる、独立したグラフィックとして設計。ボトルから離れた状態でもひとつのビジュアルとして成立することで、プロダクトとの接点が飲用後にも続いていきます。
「STRAY CAT GIN 2024」では、レシピに使用されたクロモジと大根に寄り添い、それぞれの素材を猫の存在とともに表現しました。
クロモジの繊細な香りや植物としての佇まい、大根の身近さや素朴さ。性質の異なるボタニカルを、単なる原材料情報として見せるのではなく、一匹の猫を取り巻く風景として記述することで、その年のレシピが持つ個性を視覚的な物語へと置き換えています。
ラベルを替えられる仕組みは、単なるバリエーション展開ではありません。各地で異なる名前を持つ野良ネコのように、同じジンが場所ごとの関係性をまといながら存在していくための「関係性のデザイン」です。

TATEYAMA GIN_STRAY CAT_package

Credit

Client:TATEYAMA BREWING INC.
Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

TATEYAMA GINによる、クラフトジン香る琥珀糖のパッケージデザイン。
本製品は、TATEYAMA GINならではの特徴的なボタニカルを用いて製造したクラフトジンを使用した琥珀糖です。ジンというと、どうしてもお酒として楽しむものという印象が強くなりがちですが、本プロダクトは、お酒を飲む人も飲まない人も一緒にクラフトジンの魅力に触れられるように、という思いから開発されました。
ラインアップは、「LEAVES 葉の香」「SUMMER グリーンシトラス」「FOREST あわの森」「CINNAMON/THYME シナモン/タイム」の4種類。それぞれ異なる香りの個性を持ちながら、TATEYAMA GINの関連商品として、ブランドとのつながりを感じられるパッケージが求められました。

TATEYAMA GIN_KOHAKUTO _package

Concept

コンセプト

飲むだけではない、香りとして楽しむクラフトジン。このプロダクトの魅力は、クラフトジンの香りや世界観を、アルコール飲料とは異なるかたちで体験できる点にあります。
ジンの個性をカタチづくるのは、蒸留の技術だけでなく、そこに用いられるボタニカルの豊かな表情です。本製品では、その香りの魅力を琥珀糖という親しみやすい菓子へと置き換えることで、飲酒の有無に関わらず、より広い入口からクラフトジンに触れられる体験を目指しました。
そのためデザインにおいても、単に食品としてわかりやすく見せるだけではなく、香りの余韻やボタニカルの印象、そして何よりTATEYAMA GINの世界観との連続性が感じられることを重視しています。

TATEYAMA GIN_KOHAKUTO _package

Design

デザイン

パッケージは、TATEYAMA GINから派生したプロダクトであることを踏まえ、「TATEYAMA GIN EXPERIMENT」などのトーン&マナーを参照しながら設計しました。
TATEYAMA GINの既存ラインに通底する、観察や記録、素材への眼差しといった空気感を引き継ぎつつ、琥珀糖という軽やかで親しみやすいプロダクトにふさわしいバランスへと調整。クラフトジンの持つ奥行きや詩的な印象は保ちながら、食品としての手に取りやすさも損なわない表現を目指しました。

Credit

Client:TATEYAMA BREWING INC.
Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

株式会社Aperioが展開する、ブランド野菜を使ったフードプロダクト「EMMA VEGE」シリーズの新商品「エマ京野菜プリン」のパッケージデザインを担当しました。
京都の伝統野菜やブランド野菜を使い、それぞれの素材が持つ甘味や旨味を生かした、新しいプリンの提案です。
ラインアップは、丹波の黒枝豆と宇治抹茶、堀川ごぼう、金時にんじん、鹿ケ谷かぼちゃ、京こかぶと水尾のゆずの5種類。卵や乳製品を使用せず、プラントベースでつくられていることに加え、1個あたり約60kcal、脂質0.9gと軽やかな仕立ても特徴です。
ヘルシーでありながら、野菜そのものの味わいや個性をしっかりと感じられるプロダクトとして開発されました。

emmas-kyoyasai-pudding_パッケージ

Concept

コンセプト

コンセプトは、京都らしさを記号化するのではなく、素材そのものの魅力を現代的に伝えること。京都関連の商品というと、和柄や筆文字、伝統色といった古風な表現に寄りやすい一方で、「EMMA VEGE」が目指すのは、日常の延長で気軽に楽しめる新しいフードプロダクトです。
手土産や、自分へのちょっとしたご褒美として選ばれる利用シーンを想定し、過度に格式ばった印象にはせず、既存の「EMMA VEGE」シリーズが持つ軽やかさや華やかさを引き継ぎながら、こだわって選ばれた京野菜へ自然と視線が向くデザインを考えました。

emmas-kyoyasai-pudding_パッケージ
emmas-kyoyasai-pudding_パッケージ

Design

デザイン

パッケージは、先行して展開されていた「EMMA VEGE」シリーズとの一貫性を保ちながら、商品の顔となる側面と、フレーバーを伝える蓋部分の役割を明確に分けて設計しました。
側面ラベルは、ブランドロゴを中心としたシンプルな構成とし、ブランド野菜という商材価値を担保する設計に。一方、5種類それぞれの違いを伝える要素は蓋のラベルに集約。丹波の黒枝豆や堀川ごぼう、金時にんじんなど、特徴的な素材をモチーフに、既存ブランドのトーン&マナーを踏襲したイラストレーションを展開しました。
京都という土地のイメージを直接的に表現するのではなく、素材そのものを主役に据えることで、伝統野菜の魅力と「EMMA VEGE」らしい現代的な感覚が共存するパッケージを目指しています。

emmas-kyoyasai-pudding_パッケージ

Credit

Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)
Photography:Shibata Ayumu

Background

背景

千葉・館山の名店とのコラボレーションから生まれた、フルーツソースブランド「TOROT」のブランディングプロジェクト。
本商品は、フルーツに異色の食材を掛け合わせることで、まだ体験したことのない新しいおいしさを提案する——単なる甘いソースではなく、食材の組み合わせによって味に奥行きや驚きを生み出すユニークな体験を創出するブランドです。
その独特で新鮮な体験や世界観を、パッケージやブランドビジュアルを通してどう伝えるかが、本プロジェクトのテーマとなりました。

TOROT_ロゴデザイン
TOROT_コンセプト

Concept

コンセプト

異色の組み合わせを、新習慣に。

 

TOROTは、フルーツにビーツやトマト、さつまいもなどの食材を掛け合わせたフルーツソースです。ラインアップには「いちご×ビーツ」「ゆず×イモ」「でこぽん×トマト」が展開され、それぞれ異なる味わいの驚きが設計されています。フルーツソースでありながら、ヨーグルトやパンだけでなく、チーズや肉料理などにも合わせられる。そんな自由で少し意外性のある食体験を、ブランド全体の世界観として表現しました。

 

そんなブランドの象徴として設計したのが、謎の巨人「TOROT」?! 

 

細かな設定をあえて語りすぎず、見る人それぞれが自由に物語を想像できる余白を残すことで、商品の持つ少しストレンジで神秘的な魅力を引き出しています。

TOROT_ロゴイメージ

Design

デザイン

デザインでは、フルーツソースの親しみやすさと、異色の組み合わせが持つ不思議さを共存させることを目指しました。パッケージには、ブランドの象徴である謎の巨人「TOROT」を大胆に配置。シンプルな瓶の佇まいの中に、どこか謎めいたキャラクターと鮮やかな色彩を組み合わせることで、目をひくストレンジな存在のパッケージに仕立てました。
商品ごとのカラーは、使用される果物や食材の個性を感じられるよう設計しつつも、謎の巨人の世界観を増強する色を選定しています。
ブランドを特徴づけるのは、単に味の説明をすることではなく、手に取った瞬間から「これは何だろう」と想像が広がる体験をつくること。TOROTは、食材の組み合わせが生む驚きや楽しさを、少し不思議な物語として届けるためのストーリーテリングなブランドです。

TOROT_パッケージ

Credit

Client:TOROT
Director :Shogo Otani(301 INC.
Design:Yurika Omoto(COYOTE)

Background

背景

株式会社Aperioが展開する、新感覚のドレッシング「EMMA’S Cocktail Dressing」のパッケージデザインを担当しました。
「日常にカンパイを。」をコンセプトに、お酒を飲む人にも、飲まない人にも、食事の時間を自由に楽しんでほしいという想いから生まれたプロダクトです。
サラダにかけるだけでなく、食材との組み合わせや使い方次第で、さまざまな楽しみ方が広がることも商品の特徴です。一般的な調味料としてではなく、日常の食卓に少しの高揚感をもたらし、すべての人を応援するアイテムとしての立ち位置が求められました。

Concept

コンセプト

コンセプトは、商品との出会いから味わう瞬間までを、ひとつのカクテル体験として設計すること。「カクテル」という名称から想起されるイメージ、見た目、香り、そして食材と組み合わせたときの味わいまで、聴覚、視覚、嗅覚、味覚へと連続する体験を通して、商品の魅力を最大化することを目指しました。
そこで、ガラス素材の容器との相性の良さから、カクテルグラスを象徴的なモチーフとして採用。食卓に置いたときの佇まいだけでなく、手に取る前から使い方や味わいへの想像が膨らむ、カクテルライクなビジュアルコミュニケーションを構想しました。

emmas-cocktail-dressing_パッケージ全種

Design

デザイン

ガラス瓶の商品では、パッケージの正面にカクテルグラスをかたどった切り欠きを設け、その奥から瓶そのものが見える構造としました。パッケージとガラス瓶を別々の要素として扱うのではなく、両者を組み合わせることでひとつのカクテルグラスが完成する設計とし、商品の形状を生かした印象的な佇まいをつくっています。
グラスのシルエットを通して、一般的なドレッシングとは異なる楽しさや華やかさを伝えるとともに、食卓に置かれた際にも、乾杯の時間を想起させるデザインを目指しました。
一方、パウチタイプは、より気軽に手に取りやすいエントリー向けのプロダクトとして位置づけています。変則的な加工や過度な装飾は用いず、商品の価格帯や用途にふさわしい、シンプルなラベルデザインを採用しました。
日常使いの親しみやすさを保ちながらも、他の商品とは重なりにくい個性を持たせることで、自宅用だけでなく、ささやかな手土産としても選びやすいデザインに仕上げています。

emmas-cocktail-dressing_パウチタイプ

Credit

Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)

Background

背景

株式会社Aperioが展開する、大人のおつまみ「EMMA’S SALT」のパッケージデザインを担当しました。
「EMMA’S SALT」は、山形県の鳥海山が育んだ、ミネラルを豊富に含む透明度の高い伏流水からつくられた塩をベースに、個性豊かな食材を掛け合わせたプロダクトです。
単なる調味料としての塩ではなく、素材の組み合わせによってビールやワイン、ウイスキーなど、それぞれのお酒が持つ風味や余韻を想起させる、“新しいお酒のお供”として企画されました。
日常的な食卓で使われる一般的な塩とは異なり、ホームパーティーや、普段より少し特別な時間、自分へのささやかなご褒美といったシーンで選ばれる商品として、既存の塩のイメージにとらわれない佇まいが求められました。

Concept

コンセプト

コンセプトは、塩と素材の掛け合わせから生まれる、お酒の風味を視覚化すること。それぞれのフレーバーが持つ味わいや香りを説明的に見せるのではなく、色彩や形の重なりによって直感的に感じ取れる世界観を目指しました。
塩を主役としながらも、調味料売り場に並ぶ日用品としてではなく、お酒とともに楽しむひとつの嗜好品として位置づけています。
パッケージを手に取った瞬間から、どのお酒と合わせようか、どのような味が広がるのかという想像が膨らみ、呑む時間そのものへの期待を高めるデザインを計画しました。

emmas-salt_パッケージ全種

Design

デザイン

パッケージは、各フレーバーを構成する食材に由来した色味と、それぞれが想起させるお酒の風味を、色面の組み合わせによって表現しました。複数の色と形が重なり合う構成を用いることで、異なる食材がひとつの味わいへと調和していく様子を視覚化しています。
また、きらびやかでにぎやかな印象を持たせることで、パーティーや特別な晩酌の時間にふさわしい高揚感を演出。フレーバーごとに異なる個性を持たせながら、シリーズとして並べた際には統一された華やかさが生まれるよう、色面の構成や情報の配置を設計しました。
一般的な塩のパッケージに見られる、自然素材や産地を前面に押し出した表現とは距離を置き、お酒の時間を彩るアイテムであることが直感的に伝わるデザインを目指しています。

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Credit

Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)

Background

背景

株式会社Aperioが展開する、京野菜やブランド野菜を使ったフードプロダクトブランド「EMMA VEGE(エマベジ)」のマイクロブランディングを担当しました。
「EMMA VEGE」は、京都が育んできた伝統的な食材や文化を大切にしながら、それらを現代の感覚や新しいアイデアと掛け合わせることで、これまでにない食の楽しみ方を提案するブランドです。
京都という土地が持つ歴史や伝統をそのまま表現するのではなく、受け継がれてきた価値を一度ほどき、現代の生活に合うかたちへと再編集すること。そのブランドとしての姿勢を、小さなアイデンティティのなかに凝縮することを目指しました。

emmavege_ロゴ

Concept

コンセプト

ブランドの核となる思想は、「Twist KYOTO」。ここでいう“Twist”とは、単に何かに「ひねり」を加えることではありません。京都に受け継がれてきた伝統や文化を一度分解し、その本質を見つめ直しながら、新しい美しさや価値として再構築することを意味しています。
それは、クラシックなレシピを一度ほどき、素材や技法を再編集することで新しい一杯を生み出す、現代のバーテンダーのようなアプローチでもあります。
伝統を守ることと、新しく変えていくこと。そのどちらかを選ぶのではなく、両者の間に生まれる緊張感や意外性そのものを「EMMA VEGE」らしさとして捉え、ブランドアイデンティティへと落とし込みました。

emmavege_ロゴ
emmavege_イラスト

Design

デザイン

ロゴタイプは、「Twist KYOTO」という思想を、文字の分解と再構築によって視覚化しています。
文字のフォルムには、カクテルの液体を思わせる流動性と、京野菜が持つ有機的な輪郭を感じさせる柔らかな曲線を取り入れています。
さらに、最後の「e」をわずかに回転させる(ひねる)ことで、完成された状態に留まるのではなく、これからも変化し、成長し続けていくブランドの姿を象徴しました。
京都らしさを伝統的な意匠や古典的な表現に置き換えるのではなく、京都という文化そのものに内在する編集力や美意識を現代的に捉え直すことで、「EMMA VEGE」ならではのアイデンティティを構築しています。

emmavege_タペストリー
emmavege_パッケージ

Credit

Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)

Background

背景

株式会社meetmeが展開するドッグジャーキーブランド「SOLOOP」のブランディングプロジェクト。
狩猟やジビエ事業のなかで生まれる肉の一部を、ワンちゃん用のジャーキーとして活用し、新たな循環へつなげていく。ただジャーキーを販売するだけではない循環の仕組みをデザインしていくプロジェクトの、コンセプト開発、ロゴ、パッケージデザインを担当しました。
ジビエを扱う事業では、捕獲した命をどのように無駄なく生かし、次の価値へとつなげていくかが重要なテーマになります。SOLOOPは、単にペット向けの商品を販売するのではなく、これまで十分に活用されてこなかった肉に新たな役割を与え、その売上の一部を動物保護団体へ還元することで、命の循環を社会のなかに実装していくmeetme社の理念をカタチにしたプロジェクトです。
その思想を軽んじず、一方で重く見せすぎず、“日常のなかで自然に手に取れるブランドとして成立させること”が、本プロジェクトの出発点となりました。

Concept

コンセプト

命を、次の命へつなぐーー
meetme社の根底にある「命の循環」という理念を軸に、生命や魂を意味するSOULと、循環や連なりを意味するLOOPを掛け合わせ、「SOLOOP」というブランド名が生まれました。
意味だけでなく、音の響きや文字としてのまとまり、ドメインとして使用した際の可読性や審美性も含め、ブランドとして長く育てていける名称のあり方を模索。社会的な背景を持ちながらも、親しみやすく、動物との暮らしのなかに自然に入り込める存在になることを目指しています。
狩猟によって得られた肉が商品となり、その購入が動物保護の活動につながっていく。ひとつの命を起点に、別の命を支える流れが生まれること。その循環そのものを、ブランドの存在意義として設計しています。

SOLOOP_ロゴ

Design

デザイン

ロゴは、シンプルなロゴタイプをベースに設計しました。SOLOOPはパッケージを中心に生活者と接することが想定されるため、常に商品に寄り添うロゴが、情報やビジュアルと競合しないことを重視。さまざまなタッチポイントへ展開した際にもハレーションを起こしにくい、抑制のある造形としています。
一見すると端正でシンプルなタイプフェイスでありながら、細部にはほのかな有機性を持たせました。文字の硬さを和らげる微細なニュアンスによって、命や動物に関わるブランドとしての温度を表現しています。
また、「P」の形状には犬のシルエットを組み込みました。ペットカテゴリーのデザインコードとしてよく見られる表現ではあるものの、それを悪く捉えることはせず、ユーザーフレンドリーなビジュアルコミュニケーションをする上で入れるべき要素ーー前提条件ーーであると判断し、アイコニックさの表現として、ワンコシルエットを加えています。

SOLOOP_パッケージ
SOLOOP_イラスト

1stプロダクトとなるジャーキーのパッケージは、明るくカジュアルなビジュアルで展開しました。
本商品は、売上の一部を動物保護団体へ寄付することで、命の循環を促す役割を持っています。その仕組みを広げていくためには、まずブランドを知ってもらい、商品を手に取ってもらうことが必要不可欠。
そこで、社会的な意義を前面に押し出して重たい印象を与えるのではなく、「親しみやすい」「可愛い」「試してみたい」といった琴線に触れるような入口をつくることを考えました。
一般的なドッグジャーキーに見られる、自然派や素朴さを強く打ち出したトーンとはあえて距離を置き、カジュアルでモダンなデザインを採用。軽やかな色彩とグラフィックによって商品としての視認性を高めながら、その背景にある社会的な活動や新しい価値観を暗示的に伝えています。
思想を強く語るだけではなく、手に取りやすい商品体験のなかに、その思想を自然に織り込むこと。SOLOOPのロゴとパッケージは、日常の小さな選択が命の循環へとつながっていくための、最初の接点として設計しました。

 

購入はこちらから【岩泉野肉商店】

Credit

Client:meetme Co., Ltd.
Direction & Art Direction:Junki Takizawa(COYOTE)
Design:Myu Aoki(COYOTE)
Illustration:Myu Aoki(COYOTE)

Background

背景

ヴィンテージ家具を扱うショップ「BROCANTE」のリブランディングプロジェクト。
BROCANTEは店舗事業に加え、造園事業も同じブランド名で展開していました。しかし、店舗としての知名度が高かったことで、造園事業も同じ印象で認識されてしまい、法人としてのtoB向けな印象、信頼感や、それぞれの事業の違いが十分に伝わっていないという課題がありました。
そこで本プロジェクトでは、長年育まれてきたブランド資産を活かしながら、コーポレートブランドと各事業ブランドの役割を整理し、ブランド全体を再設計するリブランディングを行いました。

Brocante_ロゴバリエーション

Concept

コンセプト

目指したのは、一つのブランドの中で、それぞれの役割が自然に伝わるブランド構造をつくること。ヴィンテージ家具を扱うショップとしての親しみやすさや、フランスヴィンテージを感じさせる空気感はそのままに、企業としての信頼感や専門性も併せ持つブランドへとアップデートしました。
また、ロゴを0から完全に刷新するのではなく、それぞれのブランドに最適なロゴタイプを選定・整理することで、既存のブランド資産を継承しながら、一貫性のあるブランドアーキテクチャを構築しています。

Brocante_WEBイメージ
Brocante_WEBイメージ

Design

デザイン

Webサイトでは、「植物の魅力」「暮らしを少し豊かにすること」「日常の小さな喜び」というブランドの思想を、デジタル上でも自然に感じられる体験として設計しました。
過度な演出は行わず、余白を活かしたレイアウトや落ち着いたタイポグラフィによって、ブランドらしい穏やかな空気感を表現。ヴィンテージ家具や植物が持つ質感や温度が引き立つよう、シンプルで丁寧なビジュアルコミュニケーションを目指しました。
また、ロゴをはじめ、名刺、ショップカード、看板、フラッグ、シールなど、ブランドに触れるあらゆるツールを統一した思想のもと開発。個々の事業の個性は保ちつつも、一つのブランドとしての一体感を感じられる世界観を構築しました。

Brocante_A看板

Credit

Client:Brocante inc.
Art Direction:Yurika Omoto(COYOTE)
Design:Yurika Omoto, Myu Aoki(COYOTE)
PhotographyEichi Tano
Web DevelopmentLINKAKU inc.