APERIO INC.

京都の食文化をほどき、新しい価値へと再構築する。|フードプロダクトブランド「EMMA VEGE」ブランディング

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Background

背景

株式会社Aperioが展開する、京野菜やブランド野菜を使ったフードプロダクトブランド「EMMA VEGE(エマベジ)」のマイクロブランディングを担当しました。
「EMMA VEGE」は、京都が育んできた伝統的な食材や文化を大切にしながら、それらを現代の感覚や新しいアイデアと掛け合わせることで、これまでにない食の楽しみ方を提案するブランドです。
京都という土地が持つ歴史や伝統をそのまま表現するのではなく、受け継がれてきた価値を一度ほどき、現代の生活に合うかたちへと再編集すること。そのブランドとしての姿勢を、小さなアイデンティティのなかに凝縮することを目指しました。

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Concept

コンセプト

ブランドの核となる思想は、「Twist KYOTO」。ここでいう“Twist”とは、単に何かに「ひねり」を加えることではありません。京都に受け継がれてきた伝統や文化を一度分解し、その本質を見つめ直しながら、新しい美しさや価値として再構築することを意味しています。
それは、クラシックなレシピを一度ほどき、素材や技法を再編集することで新しい一杯を生み出す、現代のバーテンダーのようなアプローチでもあります。
伝統を守ることと、新しく変えていくこと。そのどちらかを選ぶのではなく、両者の間に生まれる緊張感や意外性そのものを「EMMA VEGE」らしさとして捉え、ブランドアイデンティティへと落とし込みました。

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Design

デザイン

ロゴタイプは、「Twist KYOTO」という思想を、文字の分解と再構築によって視覚化しています。
文字のフォルムには、カクテルの液体を思わせる流動性と、京野菜が持つ有機的な輪郭を感じさせる柔らかな曲線を取り入れています。
さらに、最後の「e」をわずかに回転させる(ひねる)ことで、完成された状態に留まるのではなく、これからも変化し、成長し続けていくブランドの姿を象徴しました。
京都らしさを伝統的な意匠や古典的な表現に置き換えるのではなく、京都という文化そのものに内在する編集力や美意識を現代的に捉え直すことで、「EMMA VEGE」ならではのアイデンティティを構築しています。

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Credit

Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)