Background
背景
株式会社Aperioが展開する、ブランド野菜を使ったフードプロダクト「EMMA VEGE」シリーズの新商品「エマ京野菜プリン」のパッケージデザインを担当しました。
京都の伝統野菜やブランド野菜を使い、それぞれの素材が持つ甘味や旨味を生かした、新しいプリンの提案です。
ラインアップは、丹波の黒枝豆と宇治抹茶、堀川ごぼう、金時にんじん、鹿ケ谷かぼちゃ、京こかぶと水尾のゆずの5種類。卵や乳製品を使用せず、プラントベースでつくられていることに加え、1個あたり約60kcal、脂質0.9gと軽やかな仕立ても特徴です。
ヘルシーでありながら、野菜そのものの味わいや個性をしっかりと感じられるプロダクトとして開発されました。

Concept
コンセプト
コンセプトは、京都らしさを記号化するのではなく、素材そのものの魅力を現代的に伝えること。京都関連の商品というと、和柄や筆文字、伝統色といった古風な表現に寄りやすい一方で、「EMMA VEGE」が目指すのは、日常の延長で気軽に楽しめる新しいフードプロダクトです。
手土産や、自分へのちょっとしたご褒美として選ばれる利用シーンを想定し、過度に格式ばった印象にはせず、既存の「EMMA VEGE」シリーズが持つ軽やかさや華やかさを引き継ぎながら、こだわって選ばれた京野菜へ自然と視線が向くデザインを考えました。


Design
デザイン
パッケージは、先行して展開されていた「EMMA VEGE」シリーズとの一貫性を保ちながら、商品の顔となる側面と、フレーバーを伝える蓋部分の役割を明確に分けて設計しました。
側面ラベルは、ブランドロゴを中心としたシンプルな構成とし、ブランド野菜という商材価値を担保する設計に。一方、5種類それぞれの違いを伝える要素は蓋のラベルに集約。丹波の黒枝豆や堀川ごぼう、金時にんじんなど、特徴的な素材をモチーフに、既存ブランドのトーン&マナーを踏襲したイラストレーションを展開しました。
京都という土地のイメージを直接的に表現するのではなく、素材そのものを主役に据えることで、伝統野菜の魅力と「EMMA VEGE」らしい現代的な感覚が共存するパッケージを目指しています。

Credit
Client:APERIO INC.
Design:Myu Aoki(COYOTE)
Photography:Shibata Ayumu