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Background
背景
大阪を拠点に、店舗内装や住宅リノベーションの設計・施工、家具製作までを一貫して手がける株式会社Limbのリブランディングプロジェクト。 従来のロゴは代表自身が制作したものでしたが、法人化を見据え、企業としての信頼性やブランドイメージを再構築したいというご相談をいただきました。 建設会社としての安心感や確かな技術力を伝えることはもちろん、小規模だからこそ実現できる柔軟な対応や、クライアントとの距離の近さもLimbらしい魅力の一つ。代表の穏やかな人柄も含めて、一つのブランドとして表現することを目指しました。
Concept
コンセプト
ブランディングのコンセプトとして掲げたのは、“Seamless” 。Limbの強みである「設計から施工まで一貫して伴走するものづくり」を、一つの言葉へと整理しました。
継ぎ目や段差を感じさせない美しい納まり。 設計から施工へとスムーズにつながるプロセス。 職人・設計者・クライアントが自然につながるコミュニケーション。 家具製作まで含めて一貫して対応できる体制。 そして、伝統的な職人技術と現代的な発想がシームレスに融合する姿勢。
ブランドのあらゆる表現が、この「Seamless」という思想を体現することを目指しています。
Design
デザイン
ロゴタイプは、「伝統 × 革新」をテーマに、セリフとサンセリフ体の特徴を融合したオリジナルタイプフェイスとして設計しました。「i」「m」「b」の文字を不可視なラインでーーある種シームレスにーー線を引くことで、設計から施工までを一気通貫で行う、そのさまを静かに可視化。また、右肩上がりに伸びるラインによって、企業としての成長性や前向きな姿勢を表現しています。 重厚感のあるウェイトは建設会社としての信頼感や安定感を、一方で柔らかいラウンド感は、代表の人柄や柔軟な対応力を象徴しています。異なる書体の個性を自然につなぎ合わせることで、ブランドコンセプトである「Seamless」をロゴそのものに落とし込みました。
名刺では、建設会社としての信頼感を保ちながらも、印象に残るブランドツールとなることを目指しました。情報を削ぎ落としたミニマルかつ大胆なレイアウトに加え、マテリアルさが感じられるブランドカラーの色紙を採用することで、ブルータリズム的な力強い世界観を演出。大胆に配置したロゴにはエンボス加工を施し、平面から立体へと立ち上がる建設のプロセスを、手触りという体験を通して表現しています。 ブランドガイドラインやユニフォームタグ、ドキュメンテーション、ステッカーまで一貫した“飾らない”デザインルールで展開することで、ブランドの価値をあらゆる接点で体感できる状態を整えました。
Credit
Client:株式会社Limb Art Direction & Design:Myu Aoki(COYOTE)
Background
背景
DOCKET STOREオリジナルタイマーのデザインプロジェクト。本プロジェクトは、店主が料理で使うタイマーから着想を得て、DOCKET STOREらしいオリジナルタイマーを試作したいという相談からスタートしました。 目指したのは、もやもやとした頭の中を切り払い、集中するための時間を確保する道具としてのタイマー。既存のタイマーをカスタマイズするかたちで、プロトタイプ制作における盤面デザインを担当しました。
Concept
コンセプト
コンセプトは「静寂の確保」、集中のための静けさをつくることを提案。タイマーは時間を知らせる道具である一方、作業中は常に視界の近くに置かれる存在でもあります。そのため、必要以上に主張するのではなく、空間や思考を邪魔しない佇まいが適切だと考えました。 頭の中にあるノイズを少しずつ遠ざけ、目の前の作業に意識を戻していく。そんな集中の入口となるプロダクトを目指しています。
Design
デザイン
盤面は、モノクロとグラデーション、控えめな数字のみで構成した、極めてシンプルなデザインに。まるで宇宙の中にぽつんと存在するようなーーがらんどうとした静けさをミニマルに表現しています。情報量を抑えることで、視覚的なノイズを減らし、タイマーとしての機能を保ちながらも、空間に静かに馴染む佇まいを計画しました。 主張の強いグラフィックではなく、場所を選ばず使える静かなビジュアルにすることで、デスク、店舗、自宅など、さまざまな環境に自然と置ける存在になることを期待しています。
Background
背景
建築家・若林拓哉氏が主宰するウミネコアーキによる、地域文化複合施設「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」のブランディングプロジェクト。 舞台となったのは、新横浜駅南側の住宅街・横浜市篠原町にあった旧横浜篠原郵便局。駅からほど近く、地域住民にとって身近な場所でありながら、役目を終えた建物をリノベーションし、地域の人々が自然と集い、新しい活動が生まれる文化拠点として再生する計画です。 COYOTEでは、ブランドアイデンティティの設計をはじめ、Webサイト、パンフレットなど、ブランド体験を形成する顧客接点のデザインを担当しました。
Concept
コンセプト
ブランドコンセプトは、「 未知への窓口」。
郵便局がこれまで担ってきた「人や地域をつなぐ窓口」という役割と、ウミネコアーキが掲げる「well-doing」の思想を重ね合わせ、新しい挑戦や出会いの入口となる場所を目指しました。 誰もが気軽に足を運び、まだ知らない人や文化、自分自身と出会えること。その体験そのものをブランドの価値として位置づけています。 また、建物が持つ記憶を消すのではなく、その痕跡を新しい価値へとつなぎ直すことで、この場所ならではのアイデンティティを構築しました。
Design
デザイン
ロゴタイプは、昔の郵便局の窓口に見られたアーチ状のフォルムから着想を得て設計しました。柔らかな曲線を取り入れることで、人を受け入れる「窓口」としての包容力や、新たな出会いへの入口をやさしく表現しています。 また、各地域での再現性(=拡張強度)を踏まえ、ストリートカルチャーにおけるエリア表現から着想を得た「045 + Area」というタグラインを提案。 地域への誇りや愛着を現代的なレコメンド表現へと翻訳し、篠原という土地の個性をブランドへ取り込みました。
ブランドカラーについても、郵便局として使われていた建物の記憶や用途をサンプリングし、かつての面影をほのかに感じられるーーが、少し異なるーー色彩設計を採用。過去と現在が自然につながるブランド体験を目指しています。
パンフレットでは、その世界観を編集的な視点で展開し、ブランドの思想や空気感をより深く伝える構成を設計。
Webサイトでは、初見での接点となることを意識し、やわらかなイラストをベースに、まちづくりの文脈に寄り添った親しみのあるコミュニケーションを構築しました。
Credit
Client :UMINEKO ARCHI Direction :Junki Takizawa(COYOTE)Art Direction & Design :Yurika Omoto(COYOTE)Web Development :Kazuya OhoriPhotography :Eichi Tano
Background
背景
インテリアブランド「TALK LIVING」が取り扱う海外ブランドのカタログリニューアルプロジェクト。 LSAやSERAXをはじめとする各ブランドは、それぞれ異なるフォーマットで制作されており、ブランド全体として統一された印象を持ちづらいことが課題でした。 そこで本プロジェクトでは、個々のブランドの魅力を尊重しながらも、「TALK LIVING」という一つのブランド体験として伝えられるカタログへの再構築を行いました。
Concept
コンセプト
目指したのは、ブランドごとのカタログではなく、「TALK LIVINGのカタログ」として成立すること。
共通するフォーマットや編集ルールを設計することで、取り扱うブランドが変わっても一貫した世界観を感じられるブランドコミュニケーションを構築しました。 単に商品を紹介する冊子ではなく、インテリアのある暮らしやブランドの価値観まで伝えられる媒体となることを目指しています。
Design
デザイン
誌面は、商品を並べるだけのカタログではなく、雑誌的なページネーションを意識。高価格帯の海外ブランドが持つ上質な空気感を損なわないよう、余白や写真の見せ方、タイポグラフィを丁寧に設計するとともに、情報を整理しながらも、ブランドの世界観が自然と伝わる誌面構成を目指しています。
Credit
Client: TALKLIVING Co.,Ltd. Art Direction&Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Background
背景
株式会社meetmeが展開するドッグジャーキーブランド「SOLOOP」のブランディングプロジェクト。 狩猟やジビエ事業のなかで生まれる肉の一部を、ワンちゃん用のジャーキーとして活用し、新たな循環へつなげていく。ただジャーキーを販売するだけではない循環の仕組みをデザインしていくプロジェクトの、コンセプト開発、ロゴ、パッケージデザインを担当しました。 ジビエを扱う事業では、捕獲した命をどのように無駄なく生かし、次の価値へとつなげていくかが重要なテーマになります。SOLOOPは、単にペット向けの商品を販売するのではなく、これまで十分に活用されてこなかった肉に新たな役割を与え、その売上の一部を動物保護団体へ還元することで、命の循環を社会のなかに実装していくmeetme社の理念をカタチにしたプロジェクトです。 その思想を軽んじず、一方で重く見せすぎず、“日常のなかで自然に手に取れるブランドとして成立させること”が、本プロジェクトの出発点となりました。
Concept
コンセプト
命を、次の命へつなぐーー meetme社の根底にある「命の循環」という理念を軸に、生命や魂を意味するSOULと、循環や連なりを意味するLOOPを掛け合わせ、「SOLOOP」というブランド名が生まれました。 意味だけでなく、音の響きや文字としてのまとまり、ドメインとして使用した際の可読性や審美性も含め、ブランドとして長く育てていける名称のあり方を模索。社会的な背景を持ちながらも、親しみやすく、動物との暮らしのなかに自然に入り込める存在になることを目指しています。 狩猟によって得られた肉が商品となり、その購入が動物保護の活動につながっていく。ひとつの命を起点に、別の命を支える流れが生まれること。その循環そのものを、ブランドの存在意義として設計しています。
Design
デザイン
ロゴは、シンプルなロゴタイプをベースに設計しました。SOLOOPはパッケージを中心に生活者と接することが想定されるため、常に商品に寄り添うロゴが、情報やビジュアルと競合しないことを重視。さまざまなタッチポイントへ展開した際にもハレーションを起こしにくい、抑制のある造形としています。 一見すると端正でシンプルなタイプフェイスでありながら、細部にはほのかな有機性を持たせました。文字の硬さを和らげる微細なニュアンスによって、命や動物に関わるブランドとしての温度を表現しています。 また、「P」の形状には犬のシルエットを組み込みました。ペットカテゴリーのデザインコードとしてよく見られる表現ではあるものの、それを悪く捉えることはせず、ユーザーフレンドリーなビジュアルコミュニケーションをする上で入れるべき要素ーー前提条件ーーであると判断し、アイコニックさの表現として、ワンコシルエットを加えています。
1stプロダクトとなるジャーキーのパッケージは、明るくカジュアルなビジュアルで展開しました。 本商品は、売上の一部を動物保護団体へ寄付することで、命の循環を促す役割を持っています。その仕組みを広げていくためには、まずブランドを知ってもらい、商品を手に取ってもらうことが必要不可欠。 そこで、社会的な意義を前面に押し出して重たい印象を与えるのではなく、「親しみやすい」「可愛い」「試してみたい」といった琴線に触れるような入口をつくることを考えました。 一般的なドッグジャーキーに見られる、自然派や素朴さを強く打ち出したトーンとはあえて距離を置き、カジュアルでモダンなデザインを採用。軽やかな色彩とグラフィックによって商品としての視認性を高めながら、その背景にある社会的な活動や新しい価値観を暗示的に伝えています。 思想を強く語るだけではなく、手に取りやすい商品体験のなかに、その思想を自然に織り込むこと。SOLOOPのロゴとパッケージは、日常の小さな選択が命の循環へとつながっていくための、最初の接点として設計しました。
→購入はこちらから【岩泉野肉商店】
Credit
Client:meetme Co., Ltd. Direction & Art Direction:Junki Takizawa(COYOTE) Design:Myu Aoki(COYOTE) Illustration:Myu Aoki(COYOTE)
Background
背景
LATTE GRAPHIC社が発行するブランドブック『CAFE. CITY. PEOPLE.』のエディトリアルデザインおよび撮影ディレクションを担当しました。 本書では、カフェの聖地メルボルンの“カフェ文化”に着目。そこで働くバリスタやオーナー、クリエイターなど、さまざまな立場の人々へのインタビューを通して、カフェという場所が持つ本質的な価値を多角的に紐解いています。 ブランドブックでありながら、一企業の紹介に留まらず、一つのカルチャーを記録する読み物として成立することを目指したプロジェクトです。
Concept
コンセプト
目指したのは、「メルボルンの空気を感じられる一冊」。
インタビュー記事だけでなく、街並みやカフェ、そこに集う人々の風景を丁寧に編集することで、現地を訪れたときの空気感や時間の流れまで伝わるような読書体験を設計しました。写真とテキストが互いに引き立て合い、一冊を通してひとつのストーリーとして読める構成を意識しています。
Design
デザイン
誌面では、余白と非装飾的な静かな紙面設計を軸に、写真が持つ空気感を最大限に引き出すデザインを目指しました。 現地で撮影された写真をふんだんに用いながら、情報を整理しすぎることなく、街の温度や人の営みが自然と伝わる誌面構成を設計。写真・テキスト・余白のバランスを丁寧に調整することで、ブランドブックでありながら、一冊のカルチャーブックとしても楽しめるエディトリアルデザインへと仕上げています。 また、撮影ディレクションも担当し、誌面全体を通して統一されたビジュアルトーンを構築。ブランドが伝えたい思想と、メルボルンという街の魅力が自然に重なり合う読書体験を目指しました。
Credit
Presented by:Latte Graphic Contributors:Kantaro Okada、Ben Bicknell、Michael Allpress Editor in Chief & Creative Director:Shogo Otani(301 Inc.) Writer:Yuto Miyamoto Art Director& Designer:Yurika Omoto(COYOTE) Photographer:Kaede James Takamoto、Aki Onishi Project Manager:Suguru Itatani (301 Inc.) Publisher:TWO VIRGINS Co., Ltd.
Background
背景
自分が納得できる仕事を、コツコツと、丁寧に積み重ねていくーー
そんな想いを胸に、一人工務店として独立した職人のブランド立ち上げを支援しました。腕一本で看板を掲げるということは、営業も、見積もりも、現場仕事も、すべて自分自身で担うということ。だからこそ必要だったのは、規模や実績を語るブランドではなく、その人の誠実さや人柄が自然と伝わるブランドでした。
名前を見ただけで、手仕事への真摯な姿勢と、どこか親しみのある人となりが感じられること。そんなアイデンティティをゼロからつくることが、このプロジェクトの出発点でした。
Concept
コンセプト
現場に響く打音——「トントン、カンカン。」
誰もが子どもの頃から耳にしてきた(なんとなく知ってるであろう)擬音を、そのままブランドネームとして提案。
大工仕事というものを直感的に想起させながら、飾らない人柄や軽やかなユーモアまでを言葉そのものに宿しています。
難しいことは語らない。でも、確かな仕事をする。
そんな職人としての姿勢を、このシンプルなネーミングに込めました。
また、「トントン、カンカン。」には「、」「。」が含まれています。私たちはこの句読点もデザインの一部として捉え、ブランドにリズムと余白を与え世界観を増強する役割を与えました。
一打ずつ木材に向き合うように、ひとつひとつの仕事を丁寧に積み重ねていく。その時間の流れや手仕事の感覚を、名前そのものが語るブランドを目指しています。
Design
デザイン
ロゴは、空間(家)や質量(モノ)を想起させるアイソメトリックなボックス形状をベースに設計。「トントン、」にはゴシック体由来の力強さを、「カンカン。」には明朝体由来のシャープさを与え、それぞれ異なる個性を持つ文字を重ね合わせています。ハンマーが木材を打つ重厚な音は、構造的で安定感のあるフォルムで。金属音のように高く響く音は、エッジの効いた繊細な表情で表現しました。異なるキャラクターを持つ書体をひとつのロゴの中に共存させることで、同時に一人の職人の中にある「力強さ」と「繊細さ」という二面性を表現しています。
カラーには落ち着きのあるネイビーを採用。ネーミングやコミュニケーションに宿るユーモアを活かしながらも、ブランドとしての品位と信頼感を支える役割を担っています。
さらに、「トントン、カンカン。」という言葉そのものをデザインシステムとして展開。コンポーネント化された「トントン、カンカン。」を自由に組み合わせることで、名刺やSNS、販促物など、あらゆる接点で世界観を一貫して拡張できる仕組みを計画しました。
Credit
Client:Kazuki Kanamaru(TonTon, KanKan)
Director&Design:Junki Takizawa(COYOTE)
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