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Background
背景
「資産運用を、もっと透明に」を掲げる金融企業、IFA Leadingの行動指針開発プロジェクト。
IFA Leadingが大切にするVMVを社内に浸透させ、組織としてのカルチャー形成を促進することを目的に、IFA Leadingのチームと共同で行動指針「IFAL STANDARD」を開発しました。
ブランドの思想を外部へ伝えるだけでなく、社員一人ひとりの日々の判断や行動に落とし込むための基準として、言葉とビジュアルの両面から設計を行っています。
COYOTEでは、言葉から紡ぎ出されたビジュアルをもとに、Webサイトへの展開、社内ポスター、社員に配布される行動指針カードなどの制作を担当しました。
Concept
コンセプト
目指したのは、理念を掲げるだけで終わらせず、日々の行動へとつなげること。金融という信頼が求められる領域において、ブランドの価値は外向きの見え方だけではなく、組織の内側にある姿勢や判断基準によって育まれます。
IFAL STANDARDは、IFA Leadingが掲げる「透明性」や「人に向き合う姿勢」を、社員一人ひとりが共有し、実践していくための行動指針です。
言葉として定義された価値観を、視覚的にも記憶に残るかたちへ変換することで、組織の中で自然に参照され、カルチャーとして根付いていくことを目指しました。
Design
デザイン
デザインでは、行動指針の言葉から紡ぎ出されたビジュアルを軸に、社内外のタッチポイントへ展開しました。
Webサイトでは、IFAL STANDARDの考え方がブランドの一部として伝わるよう、IFA Leading本体のトーンを保ちながら、行動指針の内容を視覚的に整理。情報として読むだけではなく、ブランドの姿勢として受け取れる構成を目指しています。
社内ポスターは、日常的に目に触れる場所で行動指針を思い出せるよう、言葉とビジュアルの関係性を重視して設計。社員に配布される行動指針カードでは、携帯しやすく、必要なときに立ち返れるツールとしての実用性と同時に、誇りを持てる“モノとしての存在感/価値”も意識し、設計しました。
Credit
Client:IFA Leading inc.
Art Direction & Graphic Design: Shiora Naito(KIBA LLC.)
Copywriter: Moe Ishizawa
Graphic Designer: Yurika Omoto(COYOTE)
Illustrator: Asuka Eo
Motion Designer: Shiora Naito(KIBA LLC.)
Background
背景
岩手県岩泉町を拠点に活動するmeetme株式会社による、ジビエブランドのマイクロブランディングプロジェクト。
プロジェクトは、「岩泉のジビエというものを、どのように扱い、伝えていくか」という問いから始まりました。
ジビエという言葉には、野生の力強さや土地固有の食文化が宿る一方で、食材としての品質や背景、生産者の姿勢までを丁寧に伝えなければ、その価値が十分に届きにくい側面もあります。
そこでCOYOTEでは、ブランドのネーミングを起点に、ECサイトのビジュアルデザイン、販促物、商品に同梱するハンティングレポートまでを横断して設計。大規模なブランド構築ではなく、限られた接点のなかで一貫した印象と体験をつくることを目指しました。
Concept
コンセプト
「岩泉」の「ジビエ」を、そのままブランドにする。
岩泉で獲れた野生の肉であること。その事実を過度に装飾したり、別の物語に置き換えたりするのではなく、土地と食材の関係をそのまま掲げることが、最も純度の高い伝え方だと考え、「岩泉野肉(iwaizumi-noniku)」という名称を提案。
「野肉」という言葉には、一般的な「ジビエ」よりも生々しく、野性味のある響きがあります。岩泉という土地の名と組み合わせることで、どこで生まれた、どのような食材なのかを端的に伝えながら、字面からも力強さが感じられるネーミングとしました。
ECサイトは「岩泉野肉商店」と名付け、土地の産物を扱う商店のような親しみやすさと、野生肉を扱うブランドとしての独自性が共存する世界観へと展開しています。
Design
デザイン
ブランドのコアアセットとして制作したのは、鳥獣戯画を思わせるタッチで描かれた鹿のビジュアルです。
岩泉周辺では鹿が主な獣種であることから、鹿をブランドの象徴として設定。写実的で重々しい表現や単調なシルエット・アイコンではなく、どこかユーモラスで動きのある姿にすることで、野生の力強さを残しながらも、生活者が親しみやすいビジュアルを目指しました。
この鹿はECサイトのキービジュアルだけに閉じたものではなく、販促物や店頭ツールなど、今後さまざまな接点で活用できる汎用的なデザインアセットとして設計。ロゴを新たにつくるのではなく、名称、言葉、イラストレーションを組み合わせながら、ブランドらしさを形成していきました。
また、肉の背景を伝えるための同梱物として、ハンティングレポートのフォーマットデザインも制作しました。いつ、どこで、だれが、どのように捕獲したのか。商品のトレーサビリティを大切にする姿勢を、購入者が無理なく理解できるよう、情報の構造と階層を整理しています。制作する側が更新しやすく、受け取る側も必要な情報へスムーズにアクセスできることを重視し、レポートの枚数が増えてもストレスなく内容を読み取れる、シンプルで継続性のあるフォーマットに仕上げました。
ロードサイドに設置するのぼりでは、ECサイトとは異なる環境での認知設計を行っています。「岩泉野肉」の文字を家紋のような象徴として扱いつつ、走行中の車からでも瞬間的に内容を理解できるよう、メインの言葉には、より意味が伝わりやすい「岩泉ジビエ」を採用しました。
さらに、一種類ののぼりを単独で設置するのではなく、異なる色ののぼりを連続して並べることで、ロードサイドにおける視認性と印象の定着を高める構成を提案。もう一方には、「鹿に、舌鼓。」というコピーを配置しました。
食欲を喚起しながら、一瞬だけ意味を考えたくなる言葉によって注意を引き、通り過ぎるわずかな時間のなかでも記憶に残るコミュニケーションを目指しています。
ネーミング、ECサイト、イラスト、同梱物、ロードサイドの販促物。それぞれの役割に応じて伝え方を変えながら、「岩泉の野生肉を扱うブランドである」という一本の軸で接点をつなぐことを計画したプロジェクトです。
Credit
Client:meetme Co., Ltd.|Iwaizumi-noniku-syoten
Direction :Junki Takizawa(COYOTE)
Design:Junki Takizawa、Myu Aoki(COYOTE)
Background
背景
日本の伝統工芸や日本文化にまつわるプロダクトを扱うブランド「g KEYAKIZAKA」のVI・ブランドガイドライン整備プロジェクト。
既存のロゴは存在していたものの、ロゴ以外のブランド運用ルールが十分に整備されておらず、フォント、カラー、アイソレーション、写真表現など、ブランドとして統一した印象を保つための基準が不足していました。
そこで本プロジェクトでは、VI・ブランドガイドラインを中心に、ブランドの見え方を整理。あわせてDM、パンフレット、新年ビジュアル、SNS用ビジュアルなどのタッチポイントへ展開し、ブランド全体として一貫したコミュニケーションを行える基本的な整備を実施しました。
Concept
コンセプト
目指したのは、g KEYAKIZAKAが扱う日本の工芸や文化の魅力を、統一されたブランド体験として伝えること。単にロゴの使い方を定めるだけではなく、色、書体、写真、余白、トーンのあり方まで整理することで、ブランドが持つ品格や静けさ、奥行きが継続的に表現される基準をつくりました。
日本文化の背景にある繊細な美意識を大切にしながら、プロダクトそのものの魅力だけでなく、その周辺にある空気感や時間まで感じられるブランド表現を目指しています。
Design
デザイン
カラーリングは、日本の伝統色や和の色彩から着想し、ブランドの世界観にふさわしい落ち着いたトーンで設計しました。フォントは、トラディショナルな印象を持ちながらも、硬くなりすぎず、やわらかさや親しみを感じられるものを選定。日本文化を扱うブランドとしての品格を保ちながら、現代のコミュニケーションにも馴染むバランスを意識しています。
また、写真表現はブランドの印象を大きく左右する重要な要素として位置づけ、ガイドライン内で方向性を定義しました。プロダクトカットだけでは個性が強く出すぎるかつ良くも悪くも単調になってしまうため、空間や情緒を感じるイメージ写真も含めながら、写真の種類をカテゴライズ。ブランド全体としてどのような視覚体験をつくるべきかを整理しています。
日本の美意識に通じる「陰」と「陽」のような考え方も参照しながら、静けさのある写真と動きや気配を感じる写真のバランスを設計。プロダクトそのものだけでなく、その背景にある文化や空気感まで伝わるブランドコミュニケーションの指針策定を目指しました。
Credit
Client:SAYU S.p.A.
Project Management:Azusa Kamada
Art Direction & Design:Yurika Omoto(COYOTE)