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Background
「食」と聞いて、皆さんは何をイメージするでしょうか?
もっとも身近な家庭料理、仕事の合間にさっと食事を済ませられるファストフード、記念日のスペシャルミール。その全てに作り手がいます。
「直観」を意味する「INTUITIONS」を冠した会社で、その作り手と社会をつないでいくプラットフォームとしての取り組みを進めています。「食」の作り手が磨いてきた職人性を引き出し、掛けあわせることで、一般的に閉鎖的になりがちな業界間を超えて、幅広いプロジェクトに新しい発想と確かな品質を提案していく挑戦です。
COYOTEでは、「世の中で価値を認められている菓子や料理、商品は、多くの職人たちの深い知識と圧倒的な経験から生まれる「直観」の集合体である。」という理念から名付けられたこの社名と、業界を超えた挑戦をするクラフトマンの「意志」の表現として、ロゴやホームページといったクリエイティブをデザインしました。
仲村さんが社名「INTUITIONS」に込めた想いこそが、我々がデザインを行う中でもっとも大切にしている「仲村さんらしさ」でもあり、その想いを広く社会へ届ける一助となれるよう制作しました。
Concept
「サダハル・アオキ・パリ」や「ハイアットリージェンシー東京」で経験を積み、その直感と実績で活動を重ねてこられた仲村さんが持つ「意志」の強さと、その奥にある「美学」をロゴやウェブサイトに落とし込みました。
完成された美しい一皿は、パティシエとしての鋭い直感や、「食」を通して人を想う哲学の表れです。一皿をつくりあげる工程、ひとつひとつの食材や調理器具にも「美学」が詰まっています。
その「美学」をユーザーに伝える手段となるビジュアル撮影に丁寧に時間をかけました。ウェブデザインでは、そのビジュアルを中心に、清潔感のある白を基調とした印象的なページに仕上げました。
Logo
フランスで技術を磨いてこられた仲村さんから感じたイメージから、伝統や格式を思わせるエンブレムや紋章に着想を得てにロゴを制作。
「食」のクラフトマンと社会とを掛けあわせる挑戦的な姿勢から、ホイッパーを剣のように重ね合わせるデザインを採用しました。
Web
料理の工程をモチーフに、ページを構成しました。バラバラの調理器具や、すべての素となる食材。それらが職人の手によって混ぜ合わせ、調理されることで美しい一皿は完成します。
特にこだわったライティングは、卵の写真をご覧いただくと伝わりやすいのではないかと思います。清潔感の象徴である白をベースに、「エステティック(仏:Esthetique)」を感じる艶感とくっきりとした影の対比を作り込みました。
Credit
Client:INTUITIONS LTD
Director:MY HEAD Yu Miyazaki
Copywriter:301 inc. Shogo Otani
Design:COYOTE Yurika Omoto
Photography:Mai Komura (Freelance)