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パッケージデザイン
TATEYAMA GIN EXPERIMENT|学者のような細密性で、「らしさ」を探めていく
2024.05.14
Client
TATEYAMA BREWING株式会社
Output
  • パッケージ
Launch
Oct.2023
Budget
🤫ask
千葉の南端にあるTATEYAMA BREWING株式会社から生まれた「TATEYAMA GIN」。その新シリーズとなる「TATEYAMA GIN EXPERIMENT」のパッケージデザインを担当しました。前回のエレメントシリーズ・ブレンドシリーズから、さらに一歩踏み込んだ挑戦となるエクスペリメントシリーズ。ひとつひとつの素材が持つ細やかな特徴を捉え、「味」という感覚を作り出す意欲的な姿勢をデザインへつなげました。

Background
千葉の南端・館山市の小さな蒸留所から、地元の素材・土地に住まう人々の「Do It Yourself」の精神を元に誕生したお酒が「TATEYAMA GIN」です。
ボタニカルを混ぜず、素材ごとに蒸留。カスタマー自身がブレンドする実験・体験要素を大切にしていた前シリーズ。

今回のエクスペリメントシリーズは、作り手がブランド立ち上げから培ってきた、素材への細やかな理解とさらなる興味により、ひとつの世界観を表現した味わいです。

一つ目は、「FOREST -あわの森-」。館山市を含む、南房総市・鴨川市・鋸南町の3市1町のことを安房(あわ)地域と言います。この安房地域の森で採れたヒノキをメインにし、スギ・クロモジ・ヤブニッケイに加えて、紫蘇をアクセントで使用しています。
二つ目は、「CINNAMON/THYME -シナモン/タイム-」。単品蒸留の前シリーズとは違い、ボタニカルを混ぜ合わせてから蒸留したジンです。同じ素材を使用しても、蒸留方法が違うことで味わいにも変化が生まれます。

前回のエレメントシリーズ・ブレンドシリーズでも、COYOTEがロゴ・パッケージデザインを担当。根底に流れる「TATEYAMA GIN」らしさを引き継ぎつつ、本シリーズのデザインへ発展させていきました。

Concept
ひとつの植物でも、葉、茎、花、実、それぞれ違った特徴を持っている。植物の分類(属・科など)によって、味が似ていたり、相性がある。私たちは、TATEYAMA BREWING株式会社の大田さんからそんなお話を聞きながら、「少年のような好奇心」と「学者のような細密性」を感じました。

ブランド誕生から3年。変わらぬ情熱を携えて、ボタニカルへの知識を蓄積していく作り手の姿勢を、今回のデザインへ落とし込んでいます。

Packaging
今回は、パッケージのイラストとして、植物図鑑を思わせる細密画を提案しました。より微細な特徴や構造まで描く画法を用いることで、本シリーズが提案する世界観や、製造に至るまでの知識と思いの深さを伝えるデザインです。

 

TATEYAMA ZIN Online Shop

Credit
Client:TATEYAMA BREWING株式会社
Design:COYOTE Yurika Omoto

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