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Background
シートン動物記の作品「伝書鳩アルノー」が由来となった「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」は、かつて郵便局として人やモノ、言葉や想いが行き交った場所です。そんな記憶を名前に込め、地域のハブとして人々に開かれた文化交流拠点に生まれ変わりました。
旧横浜篠原郵便局の局舎として1975年に生まれたその建物は、人々が集まりやすく生活に溶け込んでいる立地と、鉄骨造の柱・梁フレームがむき出しになった特徴的な建物自体のデザインの魅力を備えていました。
新横浜駅から徒歩4分というこの場所で、約半世紀前から人々の生活を支えてきた郵便局という歴史を継承しながら、新しくシェアキッチンや出店スペースなどの6つの機能を携えリニューアル。株式会社ウミネコアーキが改修から運営までを担当しています。
ウミネコアーキが「行動すること」の楽しさ、素晴しさ、可能性を信じる姿勢を表した企業理念「well-doing」と、郵便局であったこの場所・建物が持つ歴史を掛けあわせていくプロジェクト。私たちCOYOTEは、企画が動き出す早い段階からグラフィックデザインのご依頼をいただき、共にプロジェクトを温め、育てていきました。
Concept
企画の背景や、リニューアル後の理想像、プロジェクトメンバーの会話の中でよく出ていた「窓口」という言葉などから、『まだ知らない「わたし」に出会う窓口』をコンセプトとして提案しました。
やってみたかったことをやってみる、行動してみる。そして人と人が出会い、つながり、何かが動き出す。ここに来れば窓が開き、新しい風が流れ込む。
かつての郵便局の窓口のように、関係性が始まる最初の「窓口」として、地域の方々が集う場所になるよう願いを込めて制作していきました。
Logo
郵便局としての歴史をロゴタイプでも表現するため、昔の窓口やポストの丸みをデザインに落とし込みました。地域のハブとして、様々な世代やジェンダーのユーザーを包み込むオープンさと柔らかさ、安心感を感じさせるバランスに整えています。
Web
郵便ポストをイメージしたカラーを採用。人々が集う温かみや親近感を表すため、かわいい雰囲気を目指しました。そのためページ内のグラフィックは、イラストも使いながら仕上げていきました。
Credit
Client:株式会社ウミネコアーキ
Director:COYOTE Yurika Omoto
Design:COYOTE Yurika Omoto
Photographer :Eichi Tano
Copywriter:COYOTE Junki Takizawa