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リブランディング
大祐 豊洲青果卸|歴史と愛着を引き継ぎ、会社の強みを再発見する
2024.01.30
Client
株式会社大祐
Output
  • ブランドリニューアル
Launch
Jan.2022
Budget
🤫ask
株式会社大祐は、豊洲市場に拠点を構える青果販売・卸の会社です。ロゴ、ウェブサイト、名刺のリニューアルをCOYOTEで担当しました。今回は、珍しい野菜を市場に広めた創業者の想いや愛着を引き継ぎながら、ひとつひとつデザインしていきました。

Background
現代の私たちが日本で口にしている野菜は、かつて中国やヨーロッパをはじめとする世界各地から渡来したものばかりです。普段、それぞれの野菜のはじまりを考えたことはありますか?

大祐の創業者・大木健二さんは、日本で初めてパプリカをオランダから輸入した方です。その他にも、ベルギーからはアンディーブ、フランスからはエシャロットなど、当時の「珍しい」野菜を市場に広め、高級レストランから食卓まで、私たちがその野菜を味わえる「当たり前」をつくってきました。

今回のロゴ、ホームページのリニューアルでは、そのような創業者の想いを引き継ぎ、市場全体を発展させてきた会社の歴史を見つめ直しました。
そして、東京都中央卸売市場が築地から豊洲へ移転した変換点として、また新たなスタートを迎えられるよう、3代目社長の大野史仁さんと一緒にプロジェクトを進めました。

Concept
『「珍しい」を当たり前に』をコンセプトに、会社が持つ歴史と物語を感じさせるデザインを細部まで浸透させました。

1950年に創業された株式会社大祐。1970年代には、当時珍しかった新しい西洋野菜の本格輸入をスタートさせました。その後、日本で初めてオランダからパプリカを輸入し、国内生産にも着手。ズッキーニやエシャロットなどの西洋野菜を中心に高級レストランへの卸も行い、様々な「珍しい」野菜を「当たり前」にしてこられた背景をお持ちでした。
しかし実は、COYOTEにご依頼をいただいた時、3代目・大野史仁さんは「特に会社の強みが思い当たらなくて…」とおっしゃっていました。

見落としがちな会社の個性を、これまでの歴史の中から再発見し、言葉にしていく。
私たちは、発見し言葉にしていく段階から一緒に考え、文脈をつくり、デザインすることを大切にしています。
また今回のリニューアルにあたっては、全てをガラッと一新するのではなく、これまでの歴史や愛着を、これからにつなげていくアプローチを行いました。

Logo
様々な場面で使われるロゴは、創業当時からの愛着を引き継ぐことを意識しました。「DAIYU」の「I」が人参になっているポイントはそのままに、会社の歴史を感じる落ち着いたデザインに仕上げています。

Web
これまでのカジュアルなデザインから、歴史や格式を感じさせるデザインへリニューアル。取引先との関係性や扱っている西洋野菜からもインスピレーションを受け、落ち着きと品のある緑色を基調としました。全体構成のディレクションやコピーの提案、写真撮影も行いました。

 

大祐

Credit
Client:株式会社大祐
Art Director:COYOTE Yurika Omoto
CDesign:COYOTE Yurika Omoto

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