- パッケージデザイン
- ロゴデザイン
Background
2010年頃から世界的に人気が高まっているクラフトジン。ハーブやスパイスなどのボタニカルを複合して作られる蒸留酒です。
千葉の南端・館山市の小さな蒸留所から誕生した「TATEYAMA GIN」。TATEYAMA BREWING株式会社では新たなジンを生み出すにあたって、地元の素材を使うこと、土地に住まう方々の精神を起点にクリエイションすることを大切にしました。
館山という場所だからこそ自然と育まれた「Do It Yourself」な文化をヒントに、カスタマーがそれぞれオルタナティブな体験ができるよう、素材ごとに単品蒸留した「エレメントシリーズ」を展開。各エレメントを混ぜて自分だけのブレンドを発見する、実験的な楽しさが特徴となっています。
Concept
プロダクト開発の中で、「館山らしさ」とは何か?という問いを立て、この土地で育まれた「Do It Yourself」の精神から、自分で作ることの体験価値を高める「実験」「ラボ」というコンセプトが導き出されていました。
完成品を届けるのではなく、構成要素を分解し、自分でミックスさせる体験を届ける。
各デザインについても、その尖った挑戦性を表すため「薬物・薬品」をモチーフとして提案をし、赤や黒といったビビットな色合いをベースにしました。
ロゴは、すでにある一般的なフォントを使用するのではなく、オリジナルフォント「館山文字」を開発・制作。プロダクトが持つ世界観を支える力強い信念を打ち出しています。
製品開発からパッケージまでもが館山らしさを表現しつくされたこだわりの一品。カスタマーが商品を手にした瞬間から、独自の世界観に浸ることができます。
Logo
「館山ならではの文化」の象徴として、フォントをイチから制作。古代文字からヒントを得て完成したフォントを「館山文字」と名付けました。(館山の人なら読める?解読したい方はお気軽にお問い合わせください)
Packaging
毒物や劇薬の取り扱いにおいて、劇薬の表示には、白地に赤文字が用いることが決められています。今回はその尖った世界観を表すため、その表示ルールを参考にパッケージデザインを進めました。
また、実際にカスタマーがギフトやお土産としても手にとりやすいよう、イラストやチャートで分かりやすさをプラスしました。
エレメントシリーズ:エレメントシリーズでは、24種類の素材ごとに単品蒸留し、ボタニカルそれぞれが持つ風味を味わうことができます。複数のエレメントを混ぜて自分だけのジンをつくる体験は、まさにラボ感覚です。ボタニカルのイラストが、植物図鑑のようにボトルをコレクションする楽しさにつながっています。
ブレンドシリーズ:エレメントシリーズを、プロの手によってブレンド。館山のボタニカルを使い、地元の方々と共に挑戦、実験を経て完成しました。
製品開発からパッケージ、ロゴを通して「TATEYAMA GINらしさ」を表現し、商品を手にした瞬間から独自の世界観に浸ることができます。ぜひ実際に手に取ってみてください。Online Shopはこちら
- Yurika
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館山の「Cafe & Bar TAIL」にてオリジナルジンを作れるワークショップが定期的に行われています。ぜひ自分好みのジンを作りに行ってみてください!イベント情報は→ instagram
Credit
Client:TATEYAMA BREWING株式会社
Director:301 inc. Shogo Otani
Design:COYOTE Yurika Omoto