メールで相談してみる
ラインで相談してみる
ロゴデザイン
IDEAL |「旅する文具店」が目指す先へ。航海を共にする地図になる
2024.03.31
Client
docket store
Output
  • ロゴ
Launch
Aug.2020
Budget
🤫ask
noteで1万人のフォロワーを有する、セレクト文具店docket store(ドケットストア)の店主・山下義弘さん。日本全国を移動しながら販売したり、SNSでこだわりの文具を紹介したり。その文具への溢れる想いを目の当たりにすると、ついつい商品を手に取ってみたくなります。そんな山下さん手がけるオリジナルプロダクトが、ハードタイプノートカバー「IDEAL」です。ノートのカバー「だけ」を商品化。もちろん中身のノートはありません。COYOTEでは、このプロダクトのロゴデザインを担当しました。これまで数多くの道具を見てきた山下さんの冒険と展望をロゴに浸透させ、使い手まで届けられるようデザインしていきました。

Background
IDEAL(アイディール)というノートカバーは、このスマホ時代に、おろしたてのノートを使う時の気持ちよさをいつでも届けるプロダクトです。

名前の由来がふたつあります。
ひとつは、英単語として「理想的な」「典型」といった意味を持っています。山下さんの「理想」を突き詰めたノートカバーがかたちになっていきます。
ふたつ目は、世界で最初に商業的に成功した実在のコンテナ船「IDEAL X」の存在です。この船は、コンテナという「規格」を定めることによって、それまで海上輸送で山積していた「荷物が傷ついてしまう」「運ぶ量が増やせない」といった課題を前進させるきっかけになったと言われています。

オリジナルノートカバー「IDEAL」も、A4・A5サイズといった紙の規格を受け入れ、使い手が携帯する時にしっかりと守ってくれる。
そしてノートカバー「だけ」をつくる!というこだわりのプロジェクトそのものが、文具業界という大きな海に、新しい地図を広げるきっかけになる。

COYOTEでは、こういった名付けの背景をうかがう中で、広い海を渡っていく「船」からインスピレーションをうけ、ロゴデザインを進めていきました。

Concept
山下さんが名前に込めた意味を体現することと、ロゴとしての汎用性の両立を目指しました。

最初の段階で「海を渡る船」からインスピレーションを受けたプロトタイプをいくつか提案。その中で、「そこはどんな海なのか?」「どこを目指して渡っていくのか?」という根幹を見つめ、方向性を定めていきました。

山下さんのnote(※)にもある通り、「血みどろのレッドオーシャン」でもなく、まだ誰もたどり着いていない「奇跡のような市場が残ったブルーオーシャン」でもない。効率のよい成果が上がるわけでもなく、魚も人も見当たらない「クリアオーシャン」を渡っていく。
そんな航海を共にする海の地図「海図」をベースに、水の流れを感じさせるデザイン案に辿り着きました。

note「グランドラインに行かない 私の冒険とブランドロゴの話」

Logo
船がゆったりと大きな海を渡っていく推進力を表しています。ロゴとして様々な素材・手法で印刷されることを考え、シンプルながらも抽象的すぎないバランスを大切にしています。

 

ハードタイプノートカバー IDEAL A5

 

Credit
Client:docketstore
Director:COYOTE Junki Takizawa
Design:COYOTE Yurika Omoto
Photographer :Takanobu Watanabe

Yurika

「そうそう、こんなものがちょうど欲しかったんです」と、そんなプロダクトに次から次に出会えるdocketstore.ぜひ一度覗いてみてください。オンラインショップはこちらから→docketstore

CONTACT

お問い合わせ
COYOTE(WOWOOO)へのプロジェクト案件のご相談や、協働・取材などの依頼、その他のお問い合わせは、お問い合わせフォームまたはSNSからご連絡ください。 担当者からご返信を差し上げます。採用・インターンに関する情報はこちらをご覧ください。