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ロゴデザイン
RECAPTURE|循環する未来のために、最小単位の素材をひとつずつ積み上げる
2024.02.28
Client
株式会社NOD
Output
  • KV
  • ロゴ
  • ウェブ
Launch
Aug.2021
Budget
🤫ask
再利用可能な素材を使って、3Dプリンターで大型家具を作り出す。株式会社NODによる、循環型都市作りを目指す世界初の取り組み「RECAPTURE」。COYOTEでは、ロゴ・WEBデザイン、ビジュアル撮影のディレクションなど世界観を立ち上げていくところから関わり、まだ世の中にない新しいイメージをプロジェクトの皆さんと一緒に作り出していきました。

Background
私たちが暮らすこの地球が抱える様々な問題。今も「持続可能な地球環境」と「暮らし」の両立を目指して、社会で多くの取り組みがなされています。

「RECAPTURE」は、⼈間と⾃然の関係、素材の持つ可能性、都市のあり⽅ など、様々なものを「捉え直す」ことを通じて、未来を創造するという思いを込めて名付けられたプロジェクトです。
これまでは使い終わったら取り壊し廃棄することが一般的だった、都市空間を構成する素材たち。これからの都市づくりでは、循環する持続可能な社会を目指したい。そこで、3Dプリンターの活用によって作り手のクリエイティビティを発揮しつつ、⽣分解性バイオマス素材や有機廃棄物など自然に分解される素材を用い、環境負荷を下げていく。
このプロジェクトの第一弾では、バイオプラスチックの酢酸セルロースをベースにした、3Dプリンターで作られた世界初の大型家具が完成しました。木材繊維や綿花等、自然由来の資源から作られた同素材は、使用後は土に埋めたり、海に沈めると1年から3年で分解され、早い循環サイクルでの利活⽤が可能です。

COYOTEでは、こういったプロジェクトへの想いを言葉にした『都市の課題を、素材から捉え直し、10年後の「当たり前」を作る』というコンセプトからインスピレーションを受けました。そして業界リサーチをしながら、3Dプリンタという新しいテクノロジーが持つ可能性、未来感をヒントに、デザインを提案しました。

Concept
大きな課題を素材から捉え直す。このプロジェクトの世界観を表現する上で、デザインのインスピレーションとなったのは、目指したい未来への想いやその言葉でした。

普段我々が暮らしている都市空間を構成する素材。それらは不要になれば廃棄されるのが当たり前でした。しかしそれは、「持続可能な地球環境」と「暮らし」を両立していくためには大きな課題として横たわります。
課題を「素材」という最小単位から捉え直し、循環する未来を目指す。世間で叫ばれている様々な社会課題を本当に改善していくために、小さなひとつひとつを積み上げていく。それは、地球に暮らす私たち自身の日々の姿勢にも通じると感じました。

そんなプロジェクトを表すためのロゴには、プロジェクトを貫く「最小単位を積み上げていく」というルールを採用し、3Dプリンタというテクノロジーが感じさせる近未来感や新しさを織り交ぜながら調整を重ねました。
また、生活に身近な大型家具を製作すること、プロダクトのデザイン、自然との循環を目指すといった観点から、どこか親しみやすさを感じるようなビジュアルを意識しました。

Logo
「最小単位を積み上げて」かたちづくっていくプロジェクトの象徴として、小さな正方形をひとつずつ積み上げて新たなフォントを制作。ロゴタイプも、一文字一文字が集まり全体をかたちづくるバランスを大切にしました。

Credit
Client:VOID Yusuke Mizobata
Design:COYOTE Yurika Omoto
Photographer :Eichi Tano

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