Background
背景
個人邸からホテル、商業施設まで、家具や日用品に至るまで空間全体のディレクションと生活のセットアップを手がける「CLOS」のリブランディングプロジェクト。
CLOS社はこれまで、紹介を中心に顧客を獲得してきたこともあり、既存のロゴやWebサイトは簡易的なものにとどまっていました。
サービス自体の品質や信頼関係によって事業が成立していた一方で、富裕層向けサービスとして、Webサイトやロゴ、提案資料などの見え方を整え、ブランドとしての品質を高めていく必要がありました。
本プロジェクトでは、CLOS社が提供する上質なインテリア体験にふさわしい、信頼感と品格のあるブランドアイデンティティを構築しました。
Concept
コンセプト
目指したのは、CLOSというブランドそのものが「品質の証」として認識されること。
インテリアやプロダクトに付けられる品質保証プレートやブランドプレートのように、その印があることで確かな価値や信頼を感じられる。そうした設えから着想し、CLOSのコーポレートアイデンティティを設計しました。
富裕層向けのサービスに求められるのは、過度な装飾や分かりやすい高級感ではなく、細部まで整えられた静かな信頼感です。
そこで、ブランドの見え方全体において、落ち着き、知性、格式を感じられるトーンを重視。提案の内容だけでなく、顧客と接するあらゆるタッチポイントからサービスの品質が伝わるブランドを目指しました。

Design
デザイン
ロゴは、シンプルな文字列をベースにしながらも、CLOSの前後に「・」を配置することで、品格と知性を感じさせる、コーポレートアイデンティティとして設計しました。
このドットは、品質保証プレートやブランドプレートのように、「このマークがあることが品質の証である」という印象を醸成するための視覚的な要素です。過度に装飾するのではなく、控えめな記号性によって、CLOSらしい静かな存在感を表現しています。

カラーは、要件として指定のあった青系統を軸に、富裕層向けサービスにふさわしい上質感と信頼感を意識して設計しました。誠実さを感じさせる落ち着いた青、高級感を添えるゴールド、そしてナチュラルな風合いを持つ黒と白を組み合わせることで、格式と親しみのバランスを整えています。
Webサイトでは、インテリアをプランニングする際の「図面をひく」という行為から着想。製図的・図面的なビジュアル表現を取り入れ、空間を丁寧に設計していくCLOSの姿勢をWeb体験へと落とし込みました。





Credit
Client:CLOS LLC.
Project Management:Azusa Kamada
Art Direction & Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Web Development:Yuriko Hijikata