VOID INC.

カカオの副産物を、新しい暮らしのかたちへ。|「brownew」ブランドプロジェクト

brownew_ビジュアルイメージ

Background

背景

株式会社明治が取り組む、カカオハスクのアップサイクルを通じた非食品領域のブランド「CACAO STYLE」。その連結ブランドとしてローンチされた、インテリアブランド「brownew」のブランドデザインプロジェクト。brownewは、チョコレート製造の過程で生まれるカカオハスクをマテリアルの一部として活用し、3Dプリンターによって造形されたプロダクトを展開するブランドです。カカオ由来の特徴的なブラウンの質感を活かしながら、日用品やインテリアとして暮らしの中に取り入れられる新しいライフスタイルを提案しています。
ブランド名は、「Brown」と「New」を掛け合わせたもの。カカオハスク由来の茶色い素材に、新しい価値や可能性を見出すという意味が込められています。
COYOTEでは、ロゴデザイン、Webサイト、ビジュアルコミュニケーション全般のディレクションを担当しました。

brownew_ロゴデザイン

Concept

コンセプト

brownewが目指したのは、アップサイクル素材を単なる環境配慮の文脈だけで見せるのではなく、暮らしの中で自然に選びたくなるライフスタイルプロダクトとして届けることです。
カカオハスクという副産物を活用しながら、3Dプリントによって新しい形へと生まれ変わらせる。そのプロセスには、素材の再解釈と、日常への再接続というブランドの思想があります。
テクノロジー由来の先進性を持ちながらも、住空間に置かれるプロダクトとしての親しみやすさや上質さを兼ね備えること。そんなバランスを大切にしながら、ブランド全体のトーンを設計しました。

brownew_WEB
brownew_プロダクト

Design

デザイン

ブランドアイデンティティは、3Dプリントの造形プロセスーー線と面の関係性から着想し、設計しました。3Dプリントは、細かな線を積み重ねることで面をつくり、立体へと変化していく技術です。その構造をロゴにも反映し、ボールドな線と面の存在感を感じられるタイプフェイスを制作しました。
一方で、過度にテックな印象へ寄せるのではなく、インテリアブランドとしての洗練や日用品としての佇まいも重視。プロダクトの造形美や素材感が自然に伝わる、静かで上質なブランドイメージを目指しています。
カラーリングは、カカオハスク由来のブラウンやチョコレートを想起させる色調をベースに設計。素材の背景を感じさせながらも、暮らしの中に自然と馴染むトーンへと整えました。
ブランドアイデンティティを起点に、各種タッチポイントにおいても、情報の整理、装飾の排除を徹底。余白を活かしたシンプルな構成とすることで、ブランドの世界観とプロダクトの魅力がまっすぐ伝わる体験を設計しています。

brownew_プロダクト

Credit

Project Direction:Yusuke Mizobata(VOID INC.)
Art Direction & Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Photographer:Eichi Tano