Background
背景
飲食に携わる職人たちの価値を、より広く社会へ届けていくこと。そして、「職人と職人」「職人と社会」をつなぐプラットフォームとなること。
そんな思想のもとに設立された「INTUITIONS」のブランディングプロジェクトを担当しました。
優れた職人ほど、高い技術力や豊かな経験を持ちながらも、その価値を社会へ伝えるためのブランディングや事業づくりに課題を抱えている。INTUITIONSは、そうした職人の価値と社会とのあいだにあるギャップを埋めるために立ち上がったプロジェクトです。
職人集団であり、同時に橋渡しをするプラットフォーマー的な側面を持つINTUITIONSの姿勢を明確に伝えるため、ロゴ、Webサイト、名刺、フォトディレクションなどを通して、その思想をブランドとして可視化しました。
Concept
コンセプト
ブランド名「INTUITIONS」の由来は、職人たちが長年の経験を通して培ってきた「直観(Intuition)」です。価値ある料理は、知識や技術だけではなく、数え切れない経験の積み重ねによって磨かれた職人たちの直観から生まれます。
一人ひとりが持つ専門性や感性を掛け合わせることで、幅広い分野のプロジェクトへ新しい発想と確かな品質を届けること。そして、「職人と職人」「職人と社会」をつなぐ存在となることをブランドの理念としています。


Design
デザイン
ロゴは、パティシエにとって象徴的な道具である「ホイッパー」をモチーフにデザインしました。
紋章のようなーー例えば、剣が交差するようなーー構成を取り入れることで、職人集団としての誇りや専門性、そして確かな技術を象徴するエンブレムとして設計しています。
Webサイトでは、シングルページという構成要件を逆手にとり、道具、卵、調理工程などの写真がスクロールに合わせて順番に現れ、一つの料理が完成していくプロセスを表現。職人の思考や手仕事が積み重なり、一つの価値が生まれる過程そのものをブランド体験としてデザインしました。
また、名刺にはロゴに含まれる斜めのラインを引用し、細い金色の箔押し加工を使って展開。シンプルな中にも上質さを感じられる仕様とし、職人集団としての信頼感やブランドの世界観を増強することを計画しました。




Credit
Client:INTUITIONS
Project Direction:Shogo Otani(301 INC.)
Art Direction:Yu Miyazaki(MY HEAD LLC.)
Design:Yurika Omoto(COYOTE)
Photography:Comura Mai