Background
背景
文具や雑貨、ワークツールなどを独自の視点で選定・販売している大阪のセレクトショップ「DOCKET STORE」。日々の仕事や暮らしの中で使われる道具に対して、機能性だけでなく、佇まいや背景にある思想まで含めて提案するショップです。
本プロジェクトは、そんなDOCKET STOREが、「もし会社のオフィスに文具を提供するサプライヤーだったら……?!」という想像(妄想)から生まれた架空の企業「DOCKET Office Supply」のアイデンティティ制作プロジェクトです。
DOCKET STOREの中に生まれる一つのレーベルのような存在として捉え、オフィスサプライという新たな領域へ世界観を拡張するためのアイデンティティを検討しました。

Concept
コンセプト
DOCKET STOREから独立しすぎず、あくまでDOCKETに従属するオフィスサプライレーベルとして成立するアイデンティティを目指しました。
DOCKET STOREが持つインダストリアルで実用的な空気感を継承しながら、オフィスに文具を提供するサプライヤーとしての機能性や信頼感を表現すること。そのため、強い個性を新たに加えるのではなく、DOCKETの世界観の中に自然に収まりながら、「DOCKETの中のOffice Supply」であることが直感的に伝わることを考えました。



Design
デザイン
タイプフェイスは、Frutigerをベースに計画。DOCKETが持つDINライクでインダストリアルな雰囲気に馴染みながらも、オフィスサプライとして必要な可読性や視認性を確保することを重視しています。
また、DOCKETとOffice Supplyの関係性が視覚的に伝わるよう、ウェイト差によって主従関係と強弱を明確化。ひと目でDOCKET STOREに属するレーベルであることが理解できる構成を目指しました。
展開先の印刷規定上、限られたスペースの中で文字を詰める必要があったため、可読性の高いFrutigerを用いながら、ギリギリまで詰めても判読できる“一つの塊”になるよう設計しました。
架空のブランドでありながら、実際に運用されるレーベルのようなリアリティを持たせることで、DOCKET STOREの世界観を拡張するアイデンティティになることを期待しています。



Credit
Client:DOCKET STORE
Produce:DOCKET STORE
Design:Junki Takizawa(COYOTE)