Background
背景
日本の伝統工芸や日本文化にまつわるプロダクトを扱うブランド「g KEYAKIZAKA」のVI・ブランドガイドライン整備プロジェクト。
既存のロゴは存在していたものの、ロゴ以外のブランド運用ルールが十分に整備されておらず、フォント、カラー、アイソレーション、写真表現など、ブランドとして統一した印象を保つための基準が不足していました。
そこで本プロジェクトでは、VI・ブランドガイドラインを中心に、ブランドの見え方を整理。あわせてDM、パンフレット、新年ビジュアル、SNS用ビジュアルなどのタッチポイントへ展開し、ブランド全体として一貫したコミュニケーションを行える基本的な整備を実施しました。

Concept
コンセプト
目指したのは、g KEYAKIZAKAが扱う日本の工芸や文化の魅力を、統一されたブランド体験として伝えること。単にロゴの使い方を定めるだけではなく、色、書体、写真、余白、トーンのあり方まで整理することで、ブランドが持つ品格や静けさ、奥行きが継続的に表現される基準をつくりました。
日本文化の背景にある繊細な美意識を大切にしながら、プロダクトそのものの魅力だけでなく、その周辺にある空気感や時間まで感じられるブランド表現を目指しています。
Design
デザイン
カラーリングは、日本の伝統色や和の色彩から着想し、ブランドの世界観にふさわしい落ち着いたトーンで設計しました。フォントは、トラディショナルな印象を持ちながらも、硬くなりすぎず、やわらかさや親しみを感じられるものを選定。日本文化を扱うブランドとしての品格を保ちながら、現代のコミュニケーションにも馴染むバランスを意識しています。
また、写真表現はブランドの印象を大きく左右する重要な要素として位置づけ、ガイドライン内で方向性を定義しました。プロダクトカットだけでは個性が強く出すぎるかつ良くも悪くも単調になってしまうため、空間や情緒を感じるイメージ写真も含めながら、写真の種類をカテゴライズ。ブランド全体としてどのような視覚体験をつくるべきかを整理しています。
日本の美意識に通じる「陰」と「陽」のような考え方も参照しながら、静けさのある写真と動きや気配を感じる写真のバランスを設計。プロダクトそのものだけでなく、その背景にある文化や空気感まで伝わるブランドコミュニケーションの指針策定を目指しました。


Credit
Client:SAYU S.p.A.
Project Management:Azusa Kamada
Art Direction & Design:Yurika Omoto(COYOTE)