Background
背景
鳥取県智頭町が持つ豊かな森林資源や林業文化を、インバウンドへ向けて発信するブランドプロジェクト。智頭町には、林業や豊かな自然景観など世界に誇れる地域資源がありながら、その魅力を十分に発信しきれていないという課題がありました。
そこで本プロジェクトでは、単に観光地を巡るツアーではなく、林業体験や森の中での食事、宿泊などを組み合わせ、その土地の文化や暮らしに実際に触れる体験型プログラムを企画。観光消費ではなく、地域の営みを学び、体感することを目的としたブランドづくりを行いました。

Concept
コンセプト
プロジェクト名は、「Hands On Heritage」。「Heritage」は、その土地に受け継がれてきた文化や自然、営みを意味し、「Hands On」という言葉には、それらを実際に手で触れ、体験しながら学ぶという想いが込められています。
目指したのは、観光地を巡るだけのツアーではなく、その土地で受け継がれてきた文化や暮らしを、自らの身体で体験する旅。林業や森林文化、自然の中での食事や滞在を通して、智頭町という土地そのものを深く知ることができるブランド体験が計画されました。
また、本プロジェクトがインバウンド向けのものであることから、日本らしさを感じられながらも、単なる和風表現には留まらない、現代的で普遍性のあるブランドを目指しています。

Design
デザイン
ロゴは、家紋とロゴタイプの中間のような存在として設計。頭文字である「H・O・H」を主要構成要素にしつつ、山や日の出といった自然のモチーフを組み合わせることで、智頭町が持つ豊かな自然と文化を象徴的に表現しています。また、深い森や神社での食体験など、この土地ならではの神秘的な空気感にも着目。シャープなディテールを取り入れることで、自然への畏敬や八百万の神々を想起させる静かな緊張感をデザインへ落とし込みました。
Webサイトでは、ツアーの予約だけでなく、地域文化を伝える読み物としての役割も重視。エディトリアルデザインライクな構成・表現を取り入れ、リズミカルな閲覧体験を目指しました。





ポスターやSNSでは、グラフィックによる過度な演出は避け、智頭町の雄大な自然そのものを主役としたビジュアルコミュニケーションを展開。地域の空気感をそのまま伝えることで、旅への期待感を育むビジュアルコミュニケーションを設計しました。


Credit
- Client:Chizu Forestry Landscape Conservation and Utilization Promotion Council
- Produce : Yusuke Mizobata, Hikari Murashima(VOID INC.)
- Art Direction : Yurika Omoto(COYOTE)
- Design :Yurika Omoto(COYOTE)
- Web Development:no boarder
- Photography:Eichi Tano